AS21363 脇差: 忠広 切物埋忠彦一作

説明

ご注文番号:AS21363

脇差:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)(拵え:特別保存刀装具)(委託品)

銘:忠広
切物埋忠彦一作

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 忠広としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み最上研磨
登録証番号:
はばき:金無垢53グラム一部銀を使用しているが
金無垢と?と考えます。
刃長:36.0センチ
反り:0.7センチ
目釘穴:2個
元幅:3.24センチ
重ね:0.55センチ
刀身重量:300 グラム
時代:江戸時代慶長の頃
体配:身幅が広く重ねしっかりと先反りがあり
表に二筋樋と上に梵字を彫り、裏には草の剣巻龍と下部に独鈷を彫る。
地鉄:小板目肌よく練れて地沸がよくつき綺麗な小糠肌すなわち肥前地金となる。
刃紋:沸出来刃区より直刃を焼き、その先匂口の深い互の目乱れを焼き足刃縁柔らかくよく働き刃中、細かな砂流
金筋が働く。 帽子丸く先尖り心に返る。

特徴:梅忠一門は室町時代から将軍家に出入りを許された名門で刀剣の制作はもとより
小道具の制作古い太刀を摺上げる役割を務めた集団であります。
その中で著名な梅忠明寿は永禄元年に生まれ彦次郎と称した。特に剣の刀身彫り物に
秀でておりその斬新な彫り物は目を見張る作品が多い。
重要文化財に指定されている。
短刀 銘 山城国西陣住人埋忠明寿 慶長十三年三月日 所持埋忠彦八郎重代は
その白眉で短刀ばかりでなく、多くの鍔などの作品を含めて評価が極めて高い。

拵え:黒塗り拵え(特別保存等装具)
小柄:銀地に家紋を2個彫る。
目抜き:家紋 金無垢と思われる。
小刀:水府市毛徳鄰と銘がある 後銘と考えます。

葵美術より一言: 忠広切物埋忠彦一作 と作品がが出てまいりました。切物埋忠彦一と銘があり裏には忠広と銘が切り分けてあります。
この銘は切物埋忠彦一が彫りを行い銘も同様に制作したと考えられます。見事な刀身彫りの地金の良さと
刃紋は肥前刀意外には考ええられずまずは珍品として取り扱われる作品です。
いろいろと本を見てみましたが、梅忠彦一は現在のところ見つかっておりません。
今後調べて発見いたしましたら、みなさまにお知らせいたします。 彫りは極めてよく地金、刃紋は肥前刀間違いない作品です。
初代の忠吉が梅忠明寿の門人として学んでいた時代に制作した作品と考えます。刀剣博物館では特別保存に合格しており、
銘に関しては「忠広 切物埋忠彦一作(と銘がある)」と記載されております。
おそらく初代忠吉が埋忠明寿に入門していた時に弟子の埋忠彦一が彫りとともに忠吉の銘も一緒に切ったと考えられるのです。
彫りは見事で梅忠明寿に比較しても劣らず出来は
初代の作品として容認できる作品です。
脇差と拵えは特別保存の合格しております。
ぜひこの名品をお求めください。

特別保存刀剣鑑定書
拵え:特別保存刀装具鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形


落札価格:¥1,000,000

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入札履歴

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最高入札者 : nao975

nao975
2021/08/11 (水) 01:18
¥1,000,000
オークション開始
2021/08/04 (水) 11:02

※ = 自動入札