AS17370 刀:石堂藤原是一作之

説明

ご注文番号:AS17370

刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)

銘:石堂藤原是一作之
文久二年八月日 

鞘書:寒山博士:石堂藤原是一 文久二年紀有り 刃長貳尺三寸五分有し 
昭和戌申年初冬吉日 寒山誌

新々刀:上々作:武蔵
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は石堂藤原是一としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
ハバキ:銀一重
刃長:71.3センチ
反り:1.4センチ
目釘穴:1個
元幅:3.05センチ
先幅:2.16センチ
重ね:0.82センチ
刀身重量:810グラム
時代:江戸時代末期、文久2年 (1862)
体配:身幅尋常、重ね厚く反りが深く付き、表裏に棒樋を彫り切先やや延びる。
地鉄:小板目肌実に良く詰んで地錵が付き、綺麗な梨地風の地金となる。
刃紋:錵出来、匂口柔らかな
直刃に小足が刃縁柔らかく入り、明るく冴える。
帽子:丸く先尖りごころに返る。

特徴:藤原是一は米沢の刀工で加藤綱俊の甥。綱俊に学び、
江戸に出て、六代重二郎是一没後に家を継ぎ、七代目となった。
是一の系統では最も技量の優れた刀工と評価が高い。
天保十四年(1843)九月浜御殿に於いて鍛刀した功績で、
生涯五人持を賜わり、葵の紋を茎に切る事を許される。
更に文久元年(1861)上杉家より生涯一人持二名被下。
明治初年(1867)には高橋長信らと共に新政府の召に応じた。
松軒元興、勝村徳勝らの門人がおり合作銘も何本か存在する。
明治二十四年(1891)七十五歳まで生存したという。
相州伝と備前伝のかかった相伝備前が得意で、技量の高さには定評があり、
数多くの作品が重要刀剣に指定されている。
本作は是一の直刃出来で大変珍しくさすが名工であるだけに
上手くまとめ上げ明るくさえた作品を製作しております
是非御愛蔵頂ければと考えております。
重要刀剣には20振り以上が指定されており新新刀としては
最も著名な刀工の一人で直刃出来の古作写しと考えます。

拵:
鍔:鉄地に傘模様を透かす。肥後一派
縁頭:赤銅魚魚子地に武者と花の図柄を高彫りし金の色絵をほどこす。
鞘:朱塗り鞘
目貫:赤銅地に弓矢を持つ武者を高彫りし金の色絵をほどこす。

葵美術より一言: 皆様ご存知の様に7代目石堂運寿是一は
幕末の中でも最も相州伝に秀でた刀工の一人として活躍をした。 
本作は直刃ながら匂口の深めの作品を見事に製作しております。
                     
特別保存刀剣鑑定書  
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2021/08/03 (火) 15:42

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