AS21142 刀:於東都水府住勝村徳勝作之

説明

ご注文番号: AS21142

刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)

銘:於東都水府住勝村徳勝作之
慶応二年八月日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は水府住勝村徳勝としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み 最上研磨
はばき:素銅一重
刃長:71.3センチ
反り:2.0センチ
目釘穴:1個
元幅:3.21センチ
先幅:2.2センチ
重ね:0.77センチ
刀身重量: 865グラム
時代:江戸時代慶應2年
体配:身幅が広く重ね厚く反りやや深くつき
鋒が延びた肉置きの良い豪壮な作品で茎が長い。
地鉄:柾目肌よく練れて地沸がつき地景が入る。
刃紋:沸出来直刃調に互の目乱れが入り足良く働き
刃中、柾目がよく見て取れる。
帽子丸みを帯びて掃掛が激しく働く。

特徴:勝村徳勝は通称彦六と称し、始めは徳宗より鍛錬技術を学びのちに江戸に出て細川正義、石堂雲寿是一にも学ぶ。
その作風は重ねが厚く長大で豪壮な作品が多く、柾目鍛に直刃調の刃紋を焼き刃縁がほつれ砂流がかかり、
帽子が掃掛るなど大和気質が窺えるものがあり、
そこに彼の特徴を見出すことができる。
彼の生まれは水戸で文化6年で新新刀では最も有名な柾目肌を得意とする。 数多くの武士に好まれたと言われている。

拵え:
鍔:楕円形の大きな鉄鍔に牡丹と獅子を高彫し金で色絵をほどこす在銘?川直
縁頭:鉄地に紋様を描く
鞘:黒呂色鞘
目貫:帆船で米俵を運ぶ図柄を素銅で高彫りする。

葵美術より一言:柾目出来は難しく仙台国包を筆頭として多くの刀工が挑むなかで有名な清麿一門の清人が整った。
柾目肌の作品を制作しております。 一般的に仙台を中心として
水戸に柾目肌の名人がおります。 現代においても
法華三郎が有名な柾目鍛えを制作しております。
本作の勝村徳勝は従来の柾目肌に互の目を交えた覇気に富む
作品と言えます。特に刃中の砂流、金筋は素晴らしく帽子の掃掛は激しくかかり大和の保昌をも超える見事な作品です。
常なる大和の柾目肌を目標に、さらにそれを超える勢いは・追い続ける迫力すら感じさせるのです。
ぜひこの素晴らしい柾目出来の傑作刀を是非お求めください。
はばきの素銅地は当時に制作されたものです。 付け足しておきま
すが徳勝は茎が長いのが特徴で幕末時代の戦争を意識して扱い易くした結果であるのです。
刀も素晴らしく拵えも状態の良い出来ですので是非お勧めいたします。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形



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2021/08/03 (火) 10:41

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