AS21274-短刀:無銘(宇多友次)

説明

短刀:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)
銘: 無銘(宇多友次)

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 無銘(宇多友次) としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
登録証番号:
はばき:素銅金色絵一重はばき。
刃長:7寸5分5厘(22.9センチ)
反り:0.0センチ
目釘穴:1個
元幅:2.4センチ
重ね:0.8センチ
刀身重量: 190グラム
時代:室町時代永正頃 1504年
体配:生茎で目釘穴1個、身幅やや広く
重ねがやや分厚く、しっかりとした短刀。
地鉄:小板目肌実に良く詰んで地沸がつき、柔らかな雰囲気のある地金となり鎬地近辺に白気映りが現れる。
刃紋:小沸出来に匂口深くのたれに沿って太直刃となる。
差表の鎺元近辺から金筋が働き差裏から
水景映りがあらわれ、その先金筋が長く働き中程から先にかけて長い金筋が働く。帽子、匂口の深い丸い帽子となる。

特徴:宇多友次は南北朝時代末期から室町時代末期まで続くが本作は重ねが分厚く室町時代、永正あたりの作品と考えられます。

拵:合口拵え
縁:角
頭:赤銅魚子地に菊の花を高彫りし金で色絵をほどこす。
鞘:朱塗り鞘に家紋を黒漆で描く
目貫(目釘):円形の赤銅地に家紋を彫る。
笄:鉄地に銀で竜を高彫りする。
栗型:赤銅魚子地に桐紋を高彫し金で色絵をほどこす。

葵美術より一言:本作の魅力は重ねが厚くしっかりとした短刀で刃区もしっかりとしております。
宇多特有の黒味のする作品ではなく柔らかな餅を思わせる地金に匂口の深い直刃できの刃紋を焼きさらに刃中に金筋が盛に働くなど相州行光を思わせる風情のある作品です。
無銘ではありますが魅力のある作品でおそらく上級武士が保有していた作品と考えます。

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2021/07/25 (日) 10:48

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