AS21260-刀：一文字天秀鍛之

刀：陸軍軍刀拵え入り
銘: 一文字天秀鍛之

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 一文字天秀としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:素銅一重に金色絵
刃長:65.9センチ
反り:1.7センチ
目釘穴:1個
元幅:2.95センチ
先幅:2.16センチ
重ね:0.71センチ
刀身重量:745 グラム
時代:昭和
体配:身幅、重ね尋常な反りやや深くつき鋒が伸びる。
地鉄:小板目肌よく練れて地沸がつき、
綺麗な地鉄となり長い地景がよく働く。
刃紋:沸出来.直刃の小足がよく働き細かな金筋が働く。
帽子:大きく丸く先小丸に返る。

特徴:一文字天秀は昭和時代戦時中に制作された作品で出来が大変よくできた作品ですが、名鑑には記載がなく
名鑑漏れとして制作されたのであろうと考えられます。

拵:大日本陸軍軍刀拵え 上級品 尉官

葵美術より一言:本作の一文字天秀は名鑑には記載されておりませんので名鑑漏れと考えますが、あまりも出来が良く、
またきちんと研磨がなされ地鉄の地景が明瞭にあらわれ
刃紋も細かな金筋が働き出来の良い作品です。
拵えは極めて状態の良い陸軍軍刀拵えで是非お勧めしたい状態の良い作品です。

葵美術評価鑑定書:全身押し形