AS20554-刀:肥前国住近江大掾藤原忠広 

説明

刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:肥前国住近江大掾藤原忠広 

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は肥前国住近江大掾藤原忠広としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着一重
刃長:69.6センチ
反り:1.7センチ
目釘穴:1個
元幅:3.03センチ
先幅:2.31センチ
重ね:0.67センチ
刀身重量:680 グラム
時代:江戸時代寛永頃
体配:身幅が広く重ねしっかりと反りがやや深くつき
鋒がのびた体配で茎に形が剣形となる。
地鉄:小板目肌よく摘んで地沸が厚くつき
地景が入り良質な地金となる。
刃紋:沸出来中直刃に小足がよく入り二重刃となり
物打ちから先の小足は刃縁柔らかく、刃中には刃紋に
沿って砂流、金筋が働き。帽子匂口が深く丸く返り
柔らかく掃掛となる。

特徴:肥前国住近江大掾藤原忠広初代忠吉の嫡子で寛永9年に父が没した時は未だ19歳という若さでしたが同9年んからの作刀が見られ彼の技量の高さを窺い知れる。さらには弟子が沢山おりさらに鍋島藩からのお墨付きもあり相当数の弟子の作品もかじっていると考えられます。寛永18年7月に近江大掾を受領し元禄6年に没している。作刀歴は60余年に達しており肥前刀中でも最も数多くの作品を残している。

拵:
鍔:円形の鉄鍔に角形の紋様を透かし耳は赤銅で包む:銘 重次   江戸時代後期の京都の職人
縁頭:   赤銅石目地に家紋を高彫し金で色絵をほどこす
鞘:黒呂色鞘
目貫:赤銅地で二匹獅子の図柄を高彫りする。

葵美術より一言:この刀は小板目肌よく詰んで地沸がつき、地景も入る。常の地金と比較してより強さのある黒味のする作品で中直刃を焼き、小足が入り刃に沿って金筋がかかる。帽子は匂口が深く、丸く返る。地金の出来や刃紋の完成度から3代陸奥守忠吉の作品とも考えられる。いずれにせよ地刃共に明るく冴えて健全な作品であります。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2021/07/16 (金) 10:25

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