AS21195 刀:於日本荘吉原国家作之

説明

ご注文番号:AS21195

刀:拵え入り(保存会鑑定書)

銘:於日本荘吉原国家作之
昭和十九年八月吉日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 日本荘吉原国家としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:銀一重
刃長:65.8センチ
反り:1.9センチ
目釘穴:1個
元幅:3.2センチ
先幅:2.5センチ
重ね:0.575センチ
刀身重量: 770グラム
時代:戦時中
体配:身幅、重ね尋常な反りやや深くつき
鋒ののびた作品で生刃を残す健全な作品
地鉄:小板目肌実に良く摘んで地沸がつき精良な地金となる。
刃紋:沸出来丸みを帯びた匂口の深い互の目乱れとなり
物打ち近辺から激しく金筋が働く。
帽子乱れ込んで同様に金筋が働く。

特徴:國家(吉原勝吉)は明治二十六年(1893)に茨城県で生まれた。笠間繁継の一門で、昭和七年(1932)栗原昭秀の設立した日本刀鍛練伝習所に入所した。
昭和十年には常磐松刀剣鍛練所主任刀匠となる。
九州大学冶金学部日本刀研究所の補助員もつとめる。
昭和十三年日本荘鍛刀所を設け作刀。
昭和十五年東京陸軍第一造兵廠高等官嘱託となり、
陸軍受銘刀匠師範としても活躍した。
相伝備前の作風を得意とした。昭和四十五年(1970)没。
孫にあたる國家と義人もまた優れた現代刀匠として誉れ高い。
本作は裏に 昭和十九年季仲秋 台湾沖海戦大勝記念と刻まれ、
終戦も近い状況の中で必死に戦う日本の状況が伝わってくるようで感慨一入である。
出来も大変優れ地金も良い吉原国家をお薦め致します。

拵:
鍔:肥後風の鍔
縁頭:銀地あみの図柄を彫る
鞘:黒呂色鞘
目貫:龍の図柄を色絵

葵美術より一言:吉原国家は戦時中の最も有名な刀工に一人として君臨しておりました。数多くの作品を残しどれもが評価される作品ばかりです。 戦争後は息子たちが父親の仕事を 引き続け無鑑査待遇として活躍されております。
本作は吉原国家の典型作でしっかりとした作品で地金が良く刃紋は匂口の深い互の目乱れに金筋が働くなどお勧めしたい作品です。

保存会鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2021/07/13 (火) 10:47

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