AS21183 刀:備州長船祐定/永禄八年二月日

説明

ご注文番号:AS21183

刀:拵え入り(保存刀剣)

銘:備州長船祐定
永禄八年二月日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は備州長船祐定 としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み上研磨
はばき:銀二重
刃長:2尺3寸3分(70.6センチ)
反り:9分5厘(2.9センチ)
目釘穴:1 個
元幅:3.29 センチ
先幅:2.28 センチ
重ね:0.76 センチ
刀身重量:830グラム
時代:室町時代永禄8年 1565年
体配:身幅が広く重ね厚く反りが深くつき鋒がのびた体配の良い姿をした刀
地鉄:小木目肌実によく詰んで地沸が良くつき綺麗な映りがよく現れる
刃紋:沸出来直刃に小足がよく入り古さを感じさせる刃紋で帽子丸く返り掃きかける

特徴:室町時代は播磨、美作、備前三国の守護大名赤松氏の庇護の元、備前鍛冶繁栄の時代で多くの刀工を輩出した。
この時代は全国的に相次いだ戦乱により刀剣の需要は増大した。馬上での戦闘から徒歩による集団戦へと移り、
刃長も南北朝時代の豪壮な太刀から軽快で抜刀に便利な二尺から二尺二寸程の打刀へと変化した。
加えて国内のみならず対明貿易の商品としても多数の刀剣が作刀された。
備前の長船派は光忠(建長 1249頃)を事実上の祖とする一派で、
祐定一家は室町時代末期に最も繁栄した長船鍛治の代名詞ともいえる存在である。
一般に備州銘は数打物といわれるが、中には本作の様に年紀が入り、地鉄は祐定の特徴が良く出ている作もまま見受けられる。
本作は茎が製作当時の姿を保っているのが好ましい


鍔:円形の鉄鍔に真鍮で耳を象嵌をほどこしさらに真鍮の線で囲む
縁頭:鐘馗様と鬼が逃げ回る図を素銅地、赤銅地で高彫し金で色絵をほどこす
鞘:黒呂色鞘
目貫:龍を高彫し金で色絵をほどこす

葵美術より一言:本作は室町時代末期永禄に制作された作品ですが永正近辺に
制作された地金を使用されている。澄んだ地鉄は永正以前に制作されており天正頃になるとかなり粗雑な地鉄を使用して多量生産方法で制作することとなる。 
しかしながら本作は全くことなりかなり品質の良い地金で制作され、したがって刃紋もよく整ったできとなっております。 
長さも十分ありまた拵え付きでもありますので是非お勧めしたい作品です。
 
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葵美術評価鑑定書:全身押し形



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2021/07/06 (火) 12:56

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