AS21299-刀:無銘(宇多)

説明

刀:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)
銘: 無銘(宇多)

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 無銘(宇多)としては上作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:素銅地一重
刃長:66.7センチ
反り:2.0センチ
目釘穴 :4個
元幅:2.7センチ
先幅:1.85センチ
重ね:0.53センチ
刀身重量: 580グラム
時代:室町時代初期頃 1428年頃
体配:大摺上無銘で身幅、尋常で重ねやや狭く
反りが深く付き優美な体配となり切先が伸びる。
地鉄:小板目肌良く詰んで地錵が良く付き
綺麗な地金となり映りが良く現れる。
        
刃紋:錵出来直刃にのたれて打除が働き
二重刃が入り小足。葉が柔らかく働く。
帽子、丸く返り焼き下げる。

特徴:大和国宇陀郡から越中に移住した一派で、
鎌倉時代末期の古入道国光を祖として南北朝時代に
国房、国宗、国次などの刀工が活躍し江戸時代迄繁栄した。
作風は硬軟の鉄を組み合わせたという則重に酷似した出来が多く、
地沸が厚く付き、地景が激しく表れ鍛上げられた鉄の持味を生かした
肌目の良く目立つ作が多い。大和伝と相州伝の両方が加味された作風をしている。

拵:半太刀拵
鍔:赤銅地に丁字と思われる葉を高彫りする。
縁頭:赤銅地に丁字と思われる葉を高彫りする。
鞘:朱塗りに黒い文様を入れる
鐺:赤銅地に丁字と思われる葉を高彫りする。
目貫:赤銅地で軍配を高彫りし金で色絵を施す

葵美術より一言:本作の宇多は大摺上無銘で反りが深く付き
優美な体配をした作品です。約600年を経過し
多少地金に緩んだ阿部分や鎬地に柾目が強くでる所はありますが
宇多としては地金が詰んで映りが現れ
刃中に砂流し、細かな金筋が働き宇多の鑑定は宜しいのではないでしょうか。
拵えもしっかりとした半太刀拵です。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

終了したオークション

入札がなかったため、オークションの期限が切れました

商品カテゴリー: ,

入札履歴

このオークションは終了しました。

入札がなかったため、オークションの期限が切れました
オークション開始
2021/06/30 (水) 11:21

※ = 自動入札