AS21125-刀:奥大和守朝臣元平

説明

刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘: 奥大和守朝臣元平
寛政七卯秋

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は奥大和守朝臣元平としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着一重
刃長:72.3センチ
反り:1.4センチ
目釘穴:1個
元幅:3.14センチ
先幅:2.09センチ
重ね:0.78センチ
刀身重量: 830グラム
時代:江戸時代 寛政7年( 1796年)
体配:身幅が広く重ね厚く反り適度につき
大切先のしっかりとした健全な作品。
地鉄:黒味を帯びた精良な地金に地景がよく働く。
刃紋:沸出来。匂口の深い互の目乱れにのたれが混じり、
帽子丸く尖って返る。

特徴:薩摩は島津家の庇護の元、多くの名工を輩出した。
元平は薩摩新々刀前期を代表する刀工。薩摩の藩工奥元直の子として延享元年(1744)に生まれた。安永六年
(1777)に父を亡くし家督を相続した。鍛刀は父に学び天明五年(1785)には「薩藩臣奥元平」と銘を切ることを許された。寛政元年(1789)十二月に伯き守正幸と同時に受領、大和守を受領し寛政二年から「奥大和守平朝臣元平」と銘を切っている。文政九
年(1826)七月に八十三歳で没する。門人に角元興、名古屋の青木元長がいる。二人の弟、元武、元安も優れた刀工で元平との合作銘の作品を残している。

拵:
鍔:木瓜型赤銅鍔
縁頭:赤銅魚子地に龍の図柄を高彫し金で色絵をほどこす
鞘:黒呂色鞘
目貫:銀地で龍の図柄を高彫し金で色絵をほどこす

葵美術より一言:本作の奥大和守朝臣元平は一見すると古作政宗あたりを模して制作したとも考えられる作品です。
地には地景が働き刃は沸が強く働き中に砂流、金筋が
働くなど薩摩刀の魅力がよく現れ鋒も同様であります。
拵えは龍の目抜き、縁頭でできており鍔は献上鍔で統一されております。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

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2021/06/19 (土) 12:01

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