AS21250-短刀:美濃介藤直胤(刻印・宮)

説明

短刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)(ご委託品)
銘: 美濃介藤直胤(刻印・宮) 
嘉永二年二月日四

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 美濃介藤直胤 としては上々作にランクされる作品です。
藤代刀工辞典:新新刀:最上作:武蔵
研磨済み

はばき:金着一重
刃長:7寸2分(21.82センチ)
反り:0センチ
目釘穴:1個
元幅:2.43センチ
重ね:0.61ンチ
刀身重量:150 グラム
時代:江戸時代嘉永2年 1845年
体配:身幅、重ね尋常な三つ棟で振袖茎をした作品で体配が良い。
地鉄:板目肌に地沸が付き地景が激しく働き映りが現れる。
刃紋:匂口の深い直刃出来小互の目乱れが刃縁柔らかく働き帽子、丸く返る。

特徴:美濃介藤直胤は安永7年に出羽国山形に生まれ本名を圧司箕兵衛と称し大慶と称した。文政4年頃に筑前大掾を受領し嘉永元年に上洛して美濃守に転じている。 彼は若年の折に江戸に出て水心子正秀の門に入り後に師同様に秋元候に仕え細川正義、と共に水心子正秀の逸材となった。水心子正秀の門に入ったの時期は定かでないが彼が23斎の時に荘司直胤寛政13年正月日の銘がありこれより前の寛政11年か12年頃と推定され文化初年頃に独立したと考えられる
安政4年5月7日に79斎で没している。

拵:合口拵え
縁頭:、栗型、鐺:赤銅地に菊の花を高彫りする。
鞘:朱塗り刻み鞘
目貫:赤銅地で獅子の図柄を高彫し金で色絵をほどこす
小柄:赤銅地に家紋を彫る

葵美術より一言:彼はば年に三度の長旅に出かけている。それぞれの地で刻印が打たれている。伊豆の三島大社韮山。修善寺、遠州浜松、伊勢久居、伊勢神宮を回って江戸に戻るという長旅であった。宮と本作には彫られており相州二宮を意味すると考えられ裏に刻まれた四は相州二宮で4番目に制作された作品かどうかについてはわかりませんが資料的には貴重であります。本作は則重写と考えられ地に地景が激しく働き映りが現れ彼の傑作と言えます。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2021/06/17 (木) 10:57

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