AS21097-刀:固山宗次作

説明

刀:白鞘入り(特別保存刀剣)

銘:固山宗次作
天保十年正月 於千住山田五三郎太々土壇拂                              

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は固山宗次としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み
藤代刀工辞典:新新刀:上々作:武蔵
はばき:金色絵一重鎺
刃長:63.6センチ
反り:1.8センチ
目釘穴:2個
元幅:3.03センチ
重ね:0.75センチ
刀身重量:605 グラム
時代:江戸時代 天保10年正月
体配:菖蒲作り風の作品で身幅、重ね尋常で
反りが深くつき体配の良い作品です。
鎬地を削り取り棟を狭くする。
地鉄:小板目肌実に良く練れて地沸が付き澄んだ地金となる。
刃紋:沸出来、匂口深く互の目乱れ、尖互の目乱れが重なり合う様にして鋒まで続き刃中、 砂流、金筋がよく働く。   
帽子、小丸に返り、焼き下げ棟に所々焼きが入る。

特徴:備前介藤原宗次(固山宗次)は陸奥白河に固山宗平の三男として出生、
宗兵衛と称して更に白河松平家の抱工として作刀し、藩主に従い桑名に移住する。
兄に宗平、宗俊がおり、彼の師匠は加藤綱英といわれている。初めは白川松平家のお抱工であったがのちに江戸に住して桑名藩工として、麻布永坂において作刀した。当時からかなり有名であったと考えられ、弘化2年に備前介を受領する。彼の作刀期間は文政の後半から明治初年にわたり、その遺例も大変多く一貫して備前伝であり地金のよく詰んだ精良な地金に匂い口の丁子刃を焼いて成功している。

葵美術より一言:固山宗次は山田浅右衛門や多くの裁断する切り手と交流があり、数多くの裁断銘の作品を制作する。  この作品は宗次が当初より最も切れ味の良い作品を研究して制作した跡を見て取れる。まず第一に天保打ちであり、更に正月に制作した作品であることからも並ならぬ意欲を感じさせます。切れ味をよくする為に体配は菖蒲作り風として反りをやや深くし、鎬地も深く削り、棟を細くしております。
刃紋は丁子乱れに尖り丁子乱れを重なり合う状態で、足は長く入り匂口深めに入れた理由と考えられます。んとか切れ味の優れた作品を制作する為に懸命に試行錯誤していた様子が伺えます。 

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

落札価格:¥1,951,000

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入札履歴

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最高入札者 :

2021/06/23 (水) 01:34
¥1,951,000
nagano
2021/06/23 (水) 01:34
¥1,950,000
nagano
2021/06/23 (水) 01:31
¥1,902,000
2021/06/23 (水) 01:31
¥1,901,000
nagano
2021/06/23 (水) 01:29
¥1,852,000
2021/06/23 (水) 01:29
¥1,851,000
2021/06/23 (水) 01:27
¥1,801,000
nagano
2021/06/23 (水) 01:27
¥1,800,000
nagano
2021/06/23 (水) 01:27
¥1,751,000
2021/06/23 (水) 01:27
¥1,750,000
nagano
2021/06/23 (水) 01:00
¥1,651,000
2021/06/23 (水) 01:00
¥1,650,000
2021/06/20 (日) 02:28
¥1,600,000
オークション開始
2021/06/16 (水) 11:43

※ = 自動入札