AS21108-刀:余欲鍛錬剛堅故不厭其疵気以佩之観奥寺正延直胤作

説明

刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)

銘:余欲鍛錬剛堅故不厭其疵 気以佩之観奥寺正延
直胤作

藤代刀工辞典:新新刀:最上作:武蔵
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 直胤作 としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着二重
刃長:68.0センチ
反り:1.5センチ
目釘穴:1個
元幅:2.89センチ
先幅:1.97センチ
重ね:0.71センチ
刀身重量: 715グラム
時代:江戸時代天保3年頃の作
体配:身幅、重ね尋常な反りが深く付き
鋒が伸びた体配の良い作品です。
地鉄:小板目肌よく練れて地沸がつき地
景が混じった精良な地金となる。
刃紋:沸出来 互の目乱れに丁子乱れが混じり
足よく働き刃中、砂流、金筋が盛に働く
帽子、丸みを帯びて先掃掛る。

特徴:直胤は安永7年に出羽、山形に生まれ本名を庄司箕平衛(美濃平衛)と称し大慶と号した。文政4年頃に筑前大掾を受領し
嘉永元年に上洛して美濃介に転じて彼は若年の折に江戸に出て
水心子正秀の門に入りのちに師同様に秋元候に仕え、
細川正義と共に水心子正秀門下の逸材となった彼は
 寛政11-12年頃に独立したと推察される安政4年5月7日
79歳で没している。
彼は晩年三度の長旅に出ており各地で鍛刀をしており
茎に其の様彫っているのが極めて興味がある。

葵美術より一言:直胤はかなり学問があったことが知られている。
本作に刻まれた余欲鍛錬剛堅故不厭其疵 気以佩之観興寺正延は
私は剛堅な鉄を鍛える為に瑕が出るのを躊躇わず制作する
観興寺正延が腰に差すという意味と考えます。
しかし正確には分かりません。
制作年代は銘から天保3年頃の作品と推察される。 
流石に鑑賞をしておりますとその出来に茎に刻まれた文章を思い出します。無瑕で肉置きのよい見事な出来です。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

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2021/06/11 (金) 11:36

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