AS21220-脇差:備前国住長船勝光

説明

脇差:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)(委託品)
銘: 備前国住長船勝光
永正2年8月

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
藤代刀工辞典:末古刀:最上作:良業物:備前
本作の出来は備前国住長船勝光としては上々作 にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:銀と素銅地二重鎺 銀には海の激しい波を高彫りする。
刃長:1尺8寸4分(55.76センチ)
反り:5分(1.52 センチ)
目釘穴:2個
元幅:2.865センチ
先幅:2.08センチ
重ね:0.66センチ
刀身重量: 490グラム
時代:室町時代永正2年
体配:身幅が広く重ねやや厚く反りが深くつき
鋒がのびた体配の良い片手打ちの作品です。
地鉄:小板目肌の小木目肌がよく練れて地沸がつき、
地景が入り淡い映りがあらわれる。
刃紋:沸出来、直刃基調に互の目乱れが混じり
刃中、砂流、細かな金筋が働き葉が入る。
帽子:丸く返り、長く焼き下げる、

特徴:勝光は末備前を代表する刀工で、名鑑には、右京亮、次郎左衛門尉、修理亮など様々な俗名がある。
年紀と銘振りから、備前国住長船次郎左衛門尉勝光と思われる。
備前国住長船次郎左衛門尉勝光は右京亮勝光の子で
当初二郎左衛門尉と銘を切るが後に次郎左衛門尉と銘を切る。
切れ味の良さから良業物ににランクされている。
本作は華やかな刃紋と地鉄の働きが大変楽しめる名品です。

拵:
鍔:円形の鉄鍔に植物を模して高彫する 銘:長州萩住井上清高
縁頭:赤銅魚子地に葵の家紋を高彫りする。
鞘:黒呂色鞘
目貫:赤銅で植物と思われる図柄を高彫りする。

葵美術より一言: 最近備前勝光などの作品は、
なかなか市場には出てこなくなりました
本作の勝光は次郎左衛門勝光と考えられ永正時代に活躍する。
本作は直刃基調の作品で刃中の働きが横溢であり
変化に富んで出来が優れた作品と言えます。
拵えも華美ではありませんが鍔は在銘であり
縁頭は家紋を散らし拡張のある作品と言えます。
ぜひ備前国住長船勝光、永正2年8月日 の裏銘のある作品を
是非お勧めいたします。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2021/06/03 (木) 11:01

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