AS21015-短刀: 備州長船盛光(初代)

説明

短刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘: 備州長船盛光(初代)
応永二十六年八月日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 備州長船盛光 としては上々作にランクされる作品です。
藤代刀工辞典:中古刀:上作:大業物:備前
研磨済み
はばき:金着一重
刃長:8寸7分5厘(26.52センチ)
反り:0センチ
目釘穴:3個
元幅:2.25センチ
先幅:センチ
重ね:0.48センチ
刀身重量: 145グラム
時代:室町時代 応永26年

体配:身幅。重ね尋常な内反りの体配をして
表裏に棒樋と添樋を彫り体配がよく茎の状態もすこぶる良く
鮮明な鑢目が見て取れる。
地鉄:小板目肌に小杢目肌がよく混じり地沸が厚く付き
所々地景が強く働きはっきりとした映りが現れる。
刃紋:沸出来直刃に小足が入り長い金筋がよく働く。
帽子、丸く掃掛ごころに返る。

特徴:備州長船盛光は、初代と2代がおり本作はその初代に当たる。師光の子で修理亮と称する。 盛光、康光は応永時代、備前刀工の双璧で数多くの名作を制作した。特に他工と異なるのは抜群の地金の良さであろうと考えられます。
刀は比較的少なく寸延短刀が多いのも特徴である。
慣れてきますと地金を見ただけで応永備前と判断が
出来るこのような見事な地金をどのようにして出来たのか研究されておられる刀工もいると聞いております。

拵:合口拵え
鍔:
縁頭:鐺:栗型:そのほかの小道具:銀地または四分一地に波と貝の図柄を高彫し金で色絵をほどこす。
鞘:朱塗りにもみじと思われる図柄を影絵を描く。先端は刻み鞘。
目貫:台地は銀で波と貝を高彫し金で色絵をほどこす。
金地に家紋を彫る。
小柄:銀地を波と貝の」図柄を高彫し金で色絵をほどこす
小刀:近江守国正と銘がある。

葵美術より一言:応永備前の最もよく知られた刀工に
盛光と康光とがその両翼を果たす。
一般的に盛光は乱刃を、康光は直刃を得意とするが
時には逆もあり本作は盛光の直刃出来の傑作で
地金の素晴らしさと映りが現れ特に棒状の映りが鮮明にあらわれ、刃紋は直刃できに長い金筋と足が入った瑕のない
素晴らしい作品です。
拵えも波と貝の一昨拵えで素晴らしい出来をしております。
是非この見事な作品を是非お勧めいたします。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

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2021/06/02 (水) 11:49

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