AS21210-刀:無銘(平長盛)

刀:白鞘入り(特別貴重刀剣)(委託品)
銘:無銘(平長盛)

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は としては上々作にランクされる作品です。
藤代東京辞典:末古刀:上作:豊後
研磨済み
はばき:素銅地金色絵一重鎺
刃長:68.9センチ
反り:2.4センチ
目釘穴:2個
元幅:2.88センチ
先幅:1.68センチ
重ね:0.66センチ
刀身重量:700 グラム
時代:室町時代後期 永正1504年
体配:身幅尋常で重ねがやや厚く反りが深くつき
鋒がのびた体配の良い作品です。
地鉄:小木目肌よく練れて地沸がつき
綺麗な地鉄に白気映りがあらわれる。
刃紋:沸出来、小互の目乱れに互の目乱れが混じり
足、葉が柔らかく働き飛焼きが働き鎬にもあらわれる。
帽子はたるんで丸く返る三作帽子となります。

特徴:平長盛は豊後九州の刀工で上手な刀工と言われ
皆焼できなども焼く。擦り上げられておりますが
大変優美な姿をしております。
茎尻に銘の一部が残っているかもしれません。

特別貴重刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形