AS21137-脇差:加藤八郎綱俊

説明

ご注文番号:AS21137
脇差:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘: 加藤八郎綱俊
文政四年辛巳年二月吉日 (かのとみ)

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 加藤八郎綱俊としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着二重
刃長:35.0センチ
反り:0.8センチ
目釘穴:1個
元幅:3.0センチ
先幅:2.24センチ
重ね:0.68センチ
刀身重量: 340グラム
時代:江戸時代文政4年 1821年
体配:身幅がやや広く重ね厚い小脇差で
肉置きがよく微かに生刃が残る。
地鉄:小板目肌実に良く詰んで無地風となる。
刃紋:刃区より直刃その先互の目乱れ、濤乱刃となり
左右に見事な玉を2個ずつ焼き上げる。
帽子丸く返り、焼き下げる。

特徴:初代長運歳綱俊は綱英の弟で寛政10年に羽前で生まれ、
米沢藩のお抱え工と言われ加藤八郎称し、水心子正秀に師事し長運歳と号し江戸に出てきて作刀する。
作風は備前伝が最も多く助広写しの濤乱刃、直刃出来もある。
加藤和泉守国秀の3男で山形藩の藩工で加藤八郎と称した。
加藤綱英の実の弟である。
共に水心子正秀に学び当初助広写しの濤乱刃を学び
又備前伝にも秀でた技量を習得した。
江戸から熊本にも旅をして当地の身幅の広い重ねの厚い作品を制作する。
安政3年には息子の是俊に譲り銘を長寿斎と改める。
文久2年12月5日、66歳で(1822年)亡くなる。

拵:
鍔:鉄鍔に景色の図柄を高彫りする
縁頭:赤銅地に金で紋様を入れる
鞘:鼠色に黒の縦筋と青貝を散らした洒落た鞘
目貫:赤銅地で人物の画像を高彫し金で色絵をほどこす
小柄:赤銅魚子地にやりと思われる図柄を銀で描く

葵美術より一言: 水心子正秀に師事した初代長運歳綱俊は初期に師匠が濤乱刃の制作に成功し多くの弟子を抱えていたが
濤乱刃は折れやすい欠点を発見しその後は復古方刀を提唱し
小互の目乱れ、直刃、小丁子乱れを中心に制作する様になり
その後は濤乱刃刃を制作することはなくなった。
しかし現代は切ることよりも鑑賞する様になっている為濤乱刃の作品は大変人気があります。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

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2021/05/26 (水) 10:54

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