AS20359 脇差:無銘(宇多)

説明

脇差:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)

銘:無銘(宇多)    

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は無銘(宇多)としては上作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:銀一重
刃長: 44.5センチ
反り: 1.2 センチ
目釘穴: 2個
元幅: 2.43センチ
先幅: 1.79センチ
重ね: 0.4センチ
刀身重量: 280グラム
時代: 室町時代中期頃
体配: 大擦上無銘で身幅、重ね尋常な反りが深くつき鋒やや伸びる
地鉄: 板目肌肌たち、地沸がつき白気映りが現れる。
鎬地: 板目肌錬れて柾目がかる。
刃紋: 沸出来直刃、匂口やや深く小足が入り刃中、砂流、細かな金筋が働く。
帽子: 大きく丸く返る。

特徴: 多派は、鎌倉末期の古入道国光を祖として、南北朝時代に国房、国宗、国次などの刀工が活躍し、同名相次いで室町末期にいたって栄えている。同派は大和伝と相州伝の両方が加味された作風をしている。その作風、造りから、室町中期の宇多と鑑定される。

拵:
鍔: 木瓜型赤銅魚子地鍔に金色絵で覆輪を施し農夫が牛を引き牛に乗る人物を高彫し金で色絵をほどこす。
縁頭: 赤銅石目地に桐の花の図柄を高彫し金で色絵をほどこす。
鞘: 黒地に米の穂を切り、漆に撒き再度生漆を塗り研ぎ出した鞘。
目貫: 銀と思われる地金で猪の図柄を高彫りする。
小柄: 赤銅魚子地にお坊さんとトンボそのほかを高彫し、金で色絵をほどこす。

葵美術より一言: 宇多一派は地鉄の綺麗な作品と地肌がよく見て取れる作品と二様に分かれます。北國には板目がよく見て取れる黒味のする地金が多く、本作も同様であります。本作は多少の小疵がありますが、地金刃紋共に出来がよく、楽しめる作品といえますのでお勧めいたします。

保存刀剣鑑定書(※近日発行予定)
葵美術評価鑑定書: 全身押し形


終了したオークション

入札がなかったため、オークションの期限が切れました

商品カテゴリー: ,

入札履歴

このオークションは終了しました。

入札がなかったため、オークションの期限が切れました
オークション開始
2021/05/16 (日) 10:59

※ = 自動入札