AS21088-刀:肥前国忠吉(初代)

説明

刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:肥前国忠吉(初代)

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は肥前国忠吉としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着二重
刃長:67.0センチ
反り:1.8センチ
目釘穴:1個
元幅:2.78センチ
先幅:2.27センチ
重ね:0.54センチ
刀身重量:765グラム
時代:江戸時代慶長の頃
体配:生茎で身幅、尋常で重ねも同様。
反りが深めとなり鋒の大きくのびた体配の良い作品である。
裏には草の剣巻龍龍と独鈷を彫る。
地鉄:小板目肌実によく詰んで地沸が厚く付き
地景が入り肥前独特の詰んだ素晴らしい地金となる。
刃紋:沸出来直刃基調に小足がよく働き、葉働く。
帽子:掃掛、火炎風となる。
   

特徴:肥前国忠吉初代は橋本新左衛門と称し肥前鍋島藩のお抱え工で慶長元年に藩命で一門の宗長と共に京の梅忠明寿の門に入り忠吉は鍛刀、宗長は彫の技術を学んだ。
同3年に帰国し佐賀城下に住し藩の庇護の元大いに栄えた元和10年に武蔵大掾を受領し名を忠広と改め、寛永9年8月15日に没したといわれている。

拵:  
鍔:円形の鉄鍔に周りを覆輪をほどこし
たくさんの鶴の図型を高彫りし透かす。
銘:出羽秋田住正阿弥伝?
縁頭:赤銅魚子地に花の図柄を高彫し金で色絵をほどこす。
鞘:変わり塗り鞘。
目貫:赤銅地に花の図柄を高彫し金で色絵をほどこす。

葵美術より一言:この作品は生茎の反りがやや深くつき鋒がのびた体配の良い姿をした刀で裏には草の剣巻龍龍と独鈷を巧みに彫る。刃紋は直刃調にに小足が盛に柔らかく働き特に物打ち近辺からやや激しくなり切先は常にみる忠吉とは異なり、強い掃掛、火炎風となり古色の趣が感じられます。また剣巻龍の彫りも見事です。
拵えは華美ではありませんがまずまずの作品と言えます。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2021/05/15 (土) 10:46

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