AS211115-脇差：信濃大掾藤原忠国　(二代)

脇差：白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘：信濃大掾藤原忠国　(二代)

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は信濃大掾藤原忠国としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み　上々研磨
はばき：金着二重
刃長:1尺9寸5分7厘 (59.3センチ)
反り:7分5厘( 2.27センチ)
目釘穴:1個
元幅:2.94センチ
先幅:2.08センチ
重ね:0.66センチ
刀身重量:550 グラム
時代：江戸時代貞享の頃
体配：身幅、重ね尋常な反りが深くつき鋒がやや伸びる
体配の優美な姿をした作品
地鉄：小板目肌実によく練れて地沸が付き美しい地肌となる
刃紋：刃区より直刃、その先匂口の深い互の目乱れとなり砂流。金筋が働き見事な出来をしております。
帽子：沸出来匂口やや深くのたれて丸く返り焼き下げる

拵：
鍔：円形の鉄」鍔に瓢箪を透かした鍔　
縁；　赤銅魚子地に桐紋を高彫し金で色絵をほどこす　頭：角
鞘：黒露色鞘
目貫：赤銅地に花の図柄を高彫し金で色絵をほどこす

葵美術より一言：本作は信濃大掾藤原忠国の傑作刀でこれほど出来の良い作品は初めてです。
体配が実によく地金も美しく刃紋も見事。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書：全身押し形