AS20522-脇差:陸奥大掾三善長道(初代)

説明

脇差:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘:陸奥大掾三善長道(初代) 

藤代刀工辞典:新刀:上作:最上大業物:岩城
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は陸奥大掾三善長道としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み

はばき:赤銅二重
刃長: 54.2センチ
反り: 1.0センチ
目釘穴: 1個
元幅: 3.0センチ
先幅: 2.15センチ
重ね:0.85センチ
刀身重量: 610グラム

時代:江戸時代 寬文の頃
体配:身幅が広く重ね厚く反りやや浅く
鋒が伸びた体配の鋭さを感じさせる脇差。
地鉄:小板目肌よく練れて地沸がつき
綺麗な地肌となり刃中、砂流、金筋が働く。
刃紋:小沸出来互の目乱れ足、葉が良く入り
帽子くびれて丸く返る虎徹帽子。

特徴:陸奥大掾三善長道は虎徹に師叔し多くの作品を残しております。長道は陸奥会津藩工である三好長政の長男で通称は藤四郎。十六歳で父と死別し父の門人長俊の教えを受ける。当初は道長と称していたが万治二年(1659)二十六歳の時上洛し陸奥大掾を受領,そのとき口宣案に「三善長道」と誤記してあったので以後それに従った。虎徹に私淑し、作風が酷似する。会津では会津正宗,会津虎徹とも呼ばれた。徹底的に追求された切味の良さは殊に有名で、多くの愛刀家の垂涎の的である。延宝年中に江戸に駐槌,自力作を山野久英に試させ,二ツ胴,三ツ胴の好成績を示した。山田浅右衛門吉睦がその著書「古今鍛冶備考」において、自らの試斬の経験から最上大業物十二選の中の一人に選んでいる。研鑽を重ねた結果、出来の良い物は虎徹を上回り、截断銘のある刀も多い。
貞享二年(1685)五十三歳で没した。二代長道以下代々藩工として活躍し明治の九代長
道に至った。本作は強そうな地鉄と相まっていかにも切味が良さそうで迫力が有る。

葵美術より一言:本作はい互の目乱れで刃縁柔らかく刃中に足、葉が盛んに働き刃中に砂流、金筋が良く働く通常の働きに比較して刃中の働きが横溢で変化に富んだ作品と言えます。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

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2021/05/12 (水) 10:22

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