AS21098-脇差:無銘(伝金重)

説明

脇差:白鞘入り(第63回重要刀剣)
銘:無銘(伝金重)

鞘書:美濃国金重 薙刀直 無銘 同工美濃鍛冶の源流となりし工也本作は闊達の互の目調乱れ焼き厚く沸付き出来宜敷く同行の作域と把握さる長1尺5寸2分半有し
探山邉道識

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は無銘(伝金重)としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み
登録証番号:昭和26年3月31日 東京都29993号
刃長:1尺5寸3分(46.2センチ)
反り:3分(0.9センチ)
目釘穴:1個
元幅:3.09センチ
重ね:0.66センチ
時代:南北朝時代貞治
体配:身幅広く、重ね薄く、反りのやや深い薙刀直し作りの脇差。
表裏に棒樋、表には腰樋、裏に太い添樋を掻き流す。
地鉄:板目肌に杢目が交じり交じり地沸が付く。細やかな地景、淡い映りが表れる。
刃紋:互の目乱れ調に小丁子、尖り刃が交じる。足良く入り、小沸付く。長く砂流し、湯走り、飛焼が入る。
帽子、のたれ込み先焼詰風となる。

特徴:金重は古来より正宗十哲として数えられ
本国は越前の国敦賀で後に美濃国に移住する。
兼氏と並んで美濃鍛冶の源流となった刀工と伝えられている。
現存する在銘作は少なく数口に止まる。
作風は志津に比べて地金がやや肌立つものが良く見受けられ
刃紋は尖り互の目乱れより頭の丸い互の目乱れが連れる出来の
作品が多く小錵が付き相対に志津一派より穏やかな作品が多い。

葵美術より一言:本作は幅広のたっぷりとした体配に互の目を主調に小丁子、尖刃を焼いている。常よりは地鉄が整い精良であり刃紋はとりわけ下半に金重に近しい刃取りを表しております。
砂流、湯走利。飛び焼きなどの景色に趣があり
志津に比べて穏やかながら完成度の高い一口である。
登録は大名登録といわれた昭和26年初期の登録番号です。
正宗十哲である金重の素晴らしい作品です。

第63回重要刀剣
葵美術評価鑑定
全身押し形


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2021/05/08 (土) 10:26

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