AS21158-刀:高柳加賀守藤原貞広行年七十有余同子

説明

刀:拵え入り(委託品)

銘:高柳加賀守藤原貞広行年七十有余同子
真刀丸国継以南蛮鉄相共造之                               

藤代刀工辞典:新刀:中作:越前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 高柳加賀守藤原貞広としては上々作にランクされる作品です。
はばき素銅と銀の二重鎺
刃長:62.1センチ
反り:4.8センチ
目釘穴:1個
元幅:2.77センチ
先幅:1.96センチ
重ね:0.73センチ
刀身重量:590 グラム
時代:江戸時代延宝の頃 1673年
体配:身幅、重ね尋常な反りが4.8cm と驚くべき深い反りで
中鋒の帽子となる。
表裏には棒樋と添樋を彫る。
地鉄:小板目肌よくねれて地沸がつき肌目が見てとれる、
刃紋:小沸出来丁子乱れに小丁子乱れが混じり刃中に細かな砂流、金筋が働き帽子。一枚風に返る。

特徴:高柳加賀守藤原貞広は延宝頃に活躍した越前の刀工で本作は息子の真刀丸国継との合作で
70歳近い加賀守藤原貞広行とが南蛮鉄を使用して一心不乱に制作した作品です。
反りが4.8cm異常に深い反りの作品は特別な注文であろうと考えられます。

拵:
鍔:皮を何層にも固めて周りを銀で縄模様に覆輪を施し漆をぬった作品
縁頭:銀地に石目地とする
鞘:鞘に皮を巻き紋様を彫り漆で固めた作品
目貫:赤銅地に魚子を丁寧に制作された作品で縁を金で巻く

葵美術より一言:年老いた加賀守藤原貞広行とそれを庇う様に息子とが一緒になって刀を制作している光景が浮かんでまいります。 
相当意欲的に取り組ん反りの深い刀を懸命に取り組んだと考えられます。当時効果であった南蛮鉄を使用して制作したのは
特別な注文であったと考えられます。
刀を研ぎそれにあった拵えを制作したのです。

葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2021/05/08 (土) 10:04

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