AS21027-短刀:無銘(延寿)

説明

短刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:無銘(延寿)

鞘書:延寿 初祖 短刀 無銘 延寿国村 佳作 長9寸1分
古鞘書写し 大日本刀剣会鑑定 菊池武経
明治四十一年一月五日 菊池一族祖 菊池神社宮司 菊池忠翁
大正三年五月六日 菊池神社宮司 菊池一族祖 菊池武麿 所持

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は無銘(延寿) としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:15グラム(金無垢と思われる)
刃長:27.7センチ
反り:0.0センチ
目釘穴:1個
元幅:2.5センチ
重ね:0.5センチ
刀身重量:160 グラム
時代:鎌倉時代末期から南北朝時代初期頃
体配:三つ棟で身幅、重ね尋常な体配の良い短刀姿
表に素剣を彫り裏には護摩箸を彫る。
地鉄:小木目肌実によく詰んで地沸がつき
詰まり地沸がつき淡い白気映りが現れ精良な地鉄となる。
刃紋:小沸出来直刃やや閉まり明るく冴えて帽子大きく丸く返る。

特徴:三つ棟で表に素剣を彫り 裏には護摩箸を彫り体配がよく地鉄も摘んで美しく明るく冴えた直刃
刃紋となります。肥 後国延寿派は山城来国行の外孫と伝えられる太郎国村を始祖として始まり
国吉、国時、国泰、國友、国資。国信、国綱等一門には多くの良工は拝出し鎌倉時代末期より南北朝時代
初期にかけて同国菊池郡隅府に地に大いに繁栄しました。その作風にはそれぞれ際立った個性がなく
概ね来一派の作風に類似するが鍛えの流れ柾を交え白気映りが立ち匂口は幾分沈みこころで刃中の働き
が穏やかとなる。また帽子の先は丸みがやや大きくしか も反りを浅く浅く焼くなどの点に相違が見られ
同派の見どころとして挙げられる。

拵え
鞘:黒呂色鞘にの上を飛び回る小鳥を黒色で描く
縁頭:赤銅魚子地に龍の図柄を高彫し金で色絵をほどこす
目抜:金無垢龍の図柄
栗型:鉄地に植物の図柄を金で高彫りする。
鍔:波の図柄を高彫し金で色絵をほどこす 光行 

葵美術より一言:この短刀は摘んで美しく刀は生無銘であるのが珍しく彫りの素剣と裏の護摩箸も見事に彫れ体配もよく
地金は摘んで美しく映りが現れる。刃紋は明るく冴えた直刃に丸く返る素晴らしい作品です是非お勧めしたい作品です。はばきは金無垢15グラムと思われる。拵えは非常に素晴らしい出来で海の波をモチーフとして描いた作品です。是非この素晴らしい延寿の作品とそれによくマッチした拵えを是非お求めください。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

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2021/04/28 (水) 11:09

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