AS20426 刀:無銘(千代鶴守弘)

説明

ご注文番号:AS20426

刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)(折紙)

銘:無銘(千代鶴守弘)

鞘書: 沼津藩 藩主 水野忠敬公端佩刀 無銘
山城 来国安の子 千代鶴守弘作
傑作也 長さ:二尺二寸有乃
代金子 200枚 本阿弥 花押

折紙:来国光 正真 長 2尺2寸6分
磨上無銘也 代金子 200枚 寛永六年丑 正月三日

藤代刀工辞典:中古刀:上作;越前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 無銘(千代鶴守弘) としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき: 金着一重
刃長:68.5 センチ
反り: 1.2センチ
目釘穴: 2 個
元幅: 2.98センチ
先幅: 2.22 センチ
重ね: 0.93センチ
刀身重量: 780グラム
時代:南北朝時代 文和より1352年 室町時代初期 応永1394年
体配:大擦上無銘で身幅、重ね尋常な反りが深くつき
鋒が伸びた体配をした作品です。
地鉄:小板目肌よく練れて大肌が混じり地沸が良くつき
写りが鮮明に現れる。
鎬地:板目に杢目が混じる
刃紋:小沸出来直刃、明るく冴えて小足が良く働き
刃中に砂流、金筋が働く。
帽子:おおきくのたれて先丸く返る。

特徴:千代鶴の名は越前来の祖、國安の童名を千代鶴丸と称したことに因んでいる。初
代國安は来の流れを汲み、越前に移住し現在の福井県武生市または敦賀市に居住したと
いう。在銘のものは国安親子二代、守重、守弘の数工に限られ、國安と同時代の傍系に
重國、國行がある。千代鶴というめでたい名が喜ばれ賀寿、冠婚祝儀用に古来から人気
が高い。千代鶴守弘は銘鑑には初代~四代があり、初代は南北朝時代中期の文和頃
(1352~)で来國安の子とされる。二代は南北朝時代末期の至徳頃(1384~)、三代
が室町時代の応永頃(1394~)、四代は室町時代の嘉吉頃(1441~)である。
作風は美濃物を彷佛とさせる物や、相州風を取り入れた物などがある。

拵:
鍔:木瓜形赤銅地に周りの耳には波と家紋を地には菊の花などを高彫し金で色絵をほど
こす
縁頭:銀地に家紋と波を高彫りする。
鞘:梨地に黒い漆を帯状態に入れる
目貫:銅地に葵の家紋を高彫し金で色絵をほどこす
葵美術より一言:千代鶴国安の子供で火がにも住し加茂三郎と称する。 本作は過去
来国光の折り紙がありましたが現在では無銘極 千代鶴守弘と刀剣博物館で鑑定 がなされております。
確実に千代鶴守弘と極められたことは評価される証左」であります。
良く練れたた地鉄に映りが現れ明るく冴えた刃紋は素晴らしく古刀らしい作品と言えます。

特別保存刀剣鑑定書
折紙
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2021/04/27 (火) 12:25

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