AS21072-刀:無銘(当麻)

説明

刀:白鞘入り(第46回重要刀剣)
銘: 無銘(当麻)

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は無銘(当麻)としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み
研磨済み最上研磨
はばき:金着二重
刃長:70.5センチ
反り:1.7センチ
目釘穴:2個
元幅:3.13センチ
先幅:2.44センチ
重ね:0.67センチ
刀身重量: 680グラム
時代:鎌倉時代末期
体配:身幅が広く重ね厚く反りが深くつき
鋒が伸びて表裏に棒樋を彫る。
地鉄:小板目肌実に良く摘んで地沸が厚くつき
精良な美しい地鉄となる。
刃紋:沸出来、匂口の深々とついた直刃で
出来にのたれ刃が混じり足匂口深く柔らかな刃となり
長めの金筋が働く。
帽子:丸みを帯びて先小丸に返り先、掃掛となり
金筋が微かにはたらく。

特徴:大和五派最も始めから刀鍛冶が出たと言われているが平安時代末期から鎌倉時代にかけては
当麻、保昌、千手院、手掻、尻縣がありますが大和にはそれぞれの神社、寺が存在し
それらの寺を守ろ為に僧兵がいたとされる。 作域はそれぞれ特徴を
有しいる。当麻派は鎌倉末期の国行を祖として南北朝時代に及んであります一般には有銘作が極めて少なくその理由は寺社の僧兵の作品であったことに由来されております。
当麻派の有銘の作品は少ないが国行有銘の作品が
国宝、重文に指定されている。

葵美術より一言:本作は地刃の沸が柔らかくつき
刃中には砂流、金筋が働き相州伝を思わせる作品が多く
刃中、足、葉が柔らかく煙り込む朝霧のごとくであり当麻
というより相州行光を思わせる格調の高さを感じさせられます。
当麻には二様の作品があり互の目乱れに
匂口が深い作品もあります。この作品は最上級の研磨が施され地金は抜群に美しく潤いがあり、刃中の働きが素晴らしい作品
で夏の早朝の林の中で太陽の光が差し込んでくる様を
私は考えるのです。

第46回重要刀剣
葵美術評価鑑定書
全身押し形

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2021/04/24 (土) 11:25

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