AS21062-刀:無銘(左弘行)

説明

刀:白鞘入り(第37回重要刀剣)
銘:無銘(左弘行)
藤代刀工辞典:中古刀:上作:筑前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 無銘(左弘行) としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み

はばき:金着二重
刃長:67.7センチ
反り:1.15センチ
目釘穴:2内1ケ埋個
元幅:3.3センチ
先幅:3.0センチ
重ね:0.69センチ
刀身重量:870グラム

時代:南北朝時代中期頃
体配:大擦上無銘で身幅は広く重ね厚く表裏に棒樋を掻き通し反りやや浅く大鋒の豪壮な体配となる。

地鉄:板目肌に杢目肌が混じり、柾目が強く地沸もよくつき精良な地金となり映りが現れる
刃紋:沸出来直刃調に小互の目乱れが混じり刃中、砂流、金筋が働く帽子同様に乱れ込んで先尖って返る。

特徴:左弘行は左行弘の子供で活躍時期は南北朝時代中期の正平頃である。  本作は大擦上無銘ながら身幅が広く大鋒の豪壮味の作り込みには南北朝中期の体配がよく示され地鉄よく沸付いて板目の鍛えが流れごころに肌立ち刃紋はのたれて互の目を交え砂流、金筋が盛んに働き帽子は突き上げて掃掛て尖る。

葵美術より一言 本作は板目肌に柾目が混じりさらに杢目が混じり、映りがよく現れる。刃紋は直刃調に小互の目乱れが混じり、明るく冴えて砂流、金筋がよく働き、帽子も同様で突き上げて返る左の特徴をよく見て取れる。地金、刃紋ともに鑑賞するべき部分が多く是非お勧めしたい名品であります。

重要刀剣鑑定書 第37回
葵美術正真鑑定書
全身押し形

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2021/04/21 (水) 10:42

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