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オークション開始
2021/04/16 (金) 11:28 |
※ = 自動入札
短刀:白鞘入り(保存刀剣)
銘:靖興作
昭和五十八年八月日
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は靖興としては上作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着一重
刃長:23.2センチ
反り:センチ
目釘穴:1個
元幅:2.35センチ
先幅:センチ
重ね:0.5センチ
刀身重量: 155グラム
時代:昭和
体配:身幅、重ね尋常で生刃を長く残しまさに健全な作品です。
地鉄:小板目肌よく練れて地沸がつき淡い映りが現れる
刃紋:沸出来直刃調に足がよく働く。
帽子:帽子、尖りごころに丸く返る
特徴:靖興は靖国神社で戦中は靖国刀匠として活躍する。
本作は戦後になって制作された作品です。本名は島崎直興,大正五年二月一日(1916年)生まれ,昭和10年、東京九段の日本刀鍛錬会に入会する。
梶山靖徳に学び鍛錬技術を学び昭和15年 畑俊六陸軍大臣より刀匠銘「靖興」を命名された。
昭和20年7月、日本刀鍛錬会の分工場を香川県善通寺町に開設するために移動するものの、8月に香川県で終戦を迎える。
昭和41年に日本刀の制作を再開し新作名刀展 努力賞2回、入選8回を獲得した。
靖興は茎仕立てが上手な刀工でいつもながら感心させられます。幸運を呼ぶお守り短刀としてもお勧めいたします。
葵美術より一言:靖興は戦時中には靖国刀を制作した。梶山靖徳、靖憲、などと比較して制作本数が少ないのは梶山靖徳
の先手として師匠を手伝っていたのではないかと考えられます。備前伝や青江写が多く技術は非常に優れている。
特に青江写しには地金もよく刃紋み締まった直刃に小足が入る作品が多い。本作は鎺元に小互の目を焼き直刃調に小足が入り地には映りが現れ粟田口吉光を写しているのかもしれません。作刀技術発表会 優秀賞1回、新作名刀展 努力賞2回、入選8回。と賞を獲得する。
なお昭和8年に靖国神社境内で軍刀の制作を行った靖国刀は今次の戦争が終了するまでに12年間で8000振以上の刀が制作されたと言われております。
本作は短刀の制作はほとんど見かけない靖興の出来の良い作品でありますので是非お勧めしたい作品です。
保存刀剣
葵美術正真鑑定書
正真保証
全身押し形
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