AS21014-太刀:相模国住広木弘邦造

説明

太刀:白鞘入り

銘:相模国住広木弘邦造
平成十八年八月吉日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は広木弘邦 としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み

はばき:金着一重
刃長:90.9センチ
反り:3.4センチ
目釘穴:1個
元幅:3.8センチ
先幅:2.6センチ
重ね:0.78センチ
刀身重量: 1175グラム

時代:平成18年
体配:長寸で身幅が広く重ね厚く
反りが深くつき表裏に棒樋を彫る
地鉄:小板目に小杢目肌がよく混じり、地沸がつき
美しい綺麗な地金となる。
刃紋:小沸出来直刃に足、葉がよく働き匂口柔らかい。 
帽子すくに立ち上がり先小丸に返る。

特徴:広木弘邦は相模の刀工で福岡県出身
父親である広木国広のもとで学び,人間国宝の隅谷正峰刀匠の
門人となる。1996年(平成8年)に日本美術刀剣保存協会による無鑑査となりました。
また隕石で刀剣を制作した事でも有名です。
  
葵美術より一言:一貫して直刃出来の作品を制作し
備前伝、青江、古備前などの作品を生涯にわたり
追求して数々の賞をとり名作品を制作する。
一貫して備前伝直刃(青江)の作品に精進を重る。
広木弘邦刀匠の本名を広木順一といい、昭和23年8月4日、福岡県に生まれる。幼少頃より父の広木国広刀匠に強く影響を受け、人間国宝である隅谷正峯刀匠に師事する。昭和43年、文化庁より作刀承認を得て昭和48年、神奈川県厚木市に鍛刀場を開設するし、平成8年、(財)日本美術刀剣保存協会の無鑑査に認定される。独自の地鉄の研究を重ね青江写しを得意としている。第4回刀文協新作日本刀展出品を最後に、平成25年5月、65歳で死去される。
本作は、90.9と長寸にて、身幅やや広く、重ね厚めに、元先の幅差あり、腰反り高くつき、中鋒延びごころに結んだ鎌倉時代中期をおもわせる太刀姿を呈す。地鉄は、小板目肌がよくつみ、処々わずかに柾がかり、地沸が微塵に厚くつき、地景が入る。刃文は、わずかにのたれごころを帯びた中直刃を基調に、小互の目交じり、足・葉よく入り、匂口締まり、わずかに小沸つき、ささやかな砂流しかかる。古作:青江派をおもわせる静謐な刃文を焼いた広木刀匠の最晩年作となっている。

保証:保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

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2021/04/14 (水) 10:37

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