AS20612 刀:於浪華月山雲龍子貞一精鍛之

説明

ご注文番号:AS20612
刀:白鞘入り(特別貴重刀剣)(委託品)
銘:於浪華月山雲龍子貞一精鍛之
大正三年仲冬吉日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 月山雲龍子貞一 としては上作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:銀と金色絵二重鎺
刃長:69.5センチ
反り: 1.6センチ
目釘穴: 1個
元幅: 3.0センチ
先幅: 2.16センチ
重ね: 0.74センチ
刀身重量: 750グラム
時代:大正時代
体配:身幅、重ね尋常で、反りやや深くつき鋒が伸びた作品
表には橋の上にたたずむ武者を彫り、裏には八幡大菩薩と彫る。
地鉄:小板目肌よく練れて流る。柾目の線模様が幾重にも現れ地景が入る。
刃紋:沸出来丸みを帯びた互の目乱れとなる。

特徴:初代月山貞一は摂津の刀匠。本名月山弥五郎。天保七年(1836)二月、江州須越村に生まれ、七歳にて月山貞吉の養子になる。十一歳頃から修行を始め、二十歳頃には綾杉肌を習得していたと言われ、その頃から号の雲龍子を用いている。幕末の文久頃から明治の初年にかけての力作が残されており、その頃貞吉の代作も行ったとされる。
明治九年 (1876)の廃刀令後も作刀ひとすじに進み、明治二十六年(1893)にはシカゴ万国博に刀を出品して受賞し、翌年明治天皇より作品お買い上げとなる。明治三十九年(1906)四月に帝室技芸員に任ぜられる。大正七年(1918)七月十一日八十四歳で没した。作刀は嘉永三年(1850)の十五歳から大正七年(1918)の没年までみられる。
地鉄は小板目が良く詰み、無地風になって地沸が付いたものが多く、映りのあるものや柾目肌、綾杉肌などがある。彫物は最も得意とするところで梵字、剣、護摩箸、旗鉾、草の倶利伽羅など簡素なものから不動明王、梅龍、倶利伽羅龍、龍虎などの密彫にいたるまで画題も豊富である。銘の切り方も日本刀剣史上有数の名手と言われる。

葵美術より一言:本作は刀剣博物館で特別貴重に合格しておりますが彫と銘に若干の疑問があり当社では正真扱いではなく無保証として販売をさせて頂きます。
しかしながら刃紋はやや匂口の深い小互の目で出来は古吉井を思わせる出来です。地金はおそらく変わり鉄を混ぜ合わせて制作した作品で柾目風の地金となる。
生刃を残し変化のある健全な作品です。

特別貴重刀剣鑑定書
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2021/04/09 (金) 14:41

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