AS20308-短刀:宇多国久(第41回重要刀剣)

説明

短刀:白鞘入り、拵え付き(第41回重要刀剣)
銘:宇多国久

鞘書:越中国宇多国久 時代応永頃 長1尺5分有之
大正八巳年…(筆者不明)

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は宇多国久としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み

はばき:金着二重
刃長:1尺0寸6分(32.12センチ)
反り:5厘(0.15センチ)
目釘穴:3個
元幅:2.66 センチ
重ね:0.35 センチ
刀身重量:165グラム

時代:南北朝末期から室町初期
体配:三つ棟で少し先反りがあり、やや長寸の短刀で
南北朝時代の体配をした作品。
地鉄:板目肌よく練れて地沸がつき
黒味のする地鉄となり綺麗な棒映りが現れる。
刃紋:沸出来匂口が深めで二重刃に互の目が匂口深く
刃中、砂流、金筋が働き鋒、小丸に返り掃掛る。

特徴:宇多国久は国房の子供で右衛門三郎と称し
初代で応永初期の作品と言われております。
身幅の割にやや寸法が長く浅く反りがつき
宇多派の地鉄で肌立つ地金によく練れております。

拵:合口拵え
縁頭:角
鞘:こげ茶色の石目地鞘に印籠刻みを入れて家紋を
表に2個裏には1個焦げ茶色の漆で描く。
目貫:赤銅で獅子の図型を高彫し金で色絵をほどこす。
小柄:割笄を赤銅魚子地に花の紋様を高彫し金で色絵をほどこす。
小刀:六歌仙 が細かな文字で描かれております。
裏の刃紋は互の目乱れ。

葵美術より一言:三棟で身幅がやや広く寸が長く、
いかにも南北朝時代の体配を示し黒味のする肌立つ地金
に棒状の写りが鮮明に現れ独特な風情を持って
北國の特徴をよく示しております。
古宇多に属する刀工の中に宇多国久がおり匂口の深い直刃に足、葉が働き砂流、金筋が働き独特な雰囲気を醸し出す。
この素晴らしい寸伸び短刀を是非お勧めいたします。  
拵えもなかなか風情があり出来の良い作品です。

第41回重要刀剣
葵美術評価鑑定書
全身押し形

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2021/04/09 (金) 10:50

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