AF21056-目貫:無銘 (祐乗)(第53回重要刀装具)

説明

目貫:第53回重要刀装具
銘: 無銘 (祐乗)

本作の出来は最上作にランクされる作品です。

長さ1:3.32cm x 1.57cm
長さ2: 3.37cm x 1.58cm
合計の重さ:15g

時代:室町中期

祐乗: 幼名を経光丸と称し、通称は四郎平衛尉という。 足利義政の側近として仕え近江国坂本郷の中に三百町を支給される。従来の彫法を集大成して格調ある後藤様式の作風を確立した。非凡な人柄、技量を称えた逸話が多く伝わっております。後花園天皇から法印の位に叙された。永正9年(1512年)5月7日に亡くなり、墓石は京都の蓮台寺石蔵坊(現在の大慈院)にある。
後藤家の折り紙は元和年間(1615-24)の五代特乗のもの以来幕末に至るまで全て命日にあたる七日付けで発行される。 遺作には重要文化財や重要美術品に指定されている作品があるが在銘の作品は無い。
   

家系:
祐乗ー宗乗ー乗真ー光乗ー徳乗ー栄乗ー顕乗ー即乗ー程乗ー蓮乗ー通乗ー寿乗ー延乗ー桂乗ー真乗ー方乗

証文: 光孝 作祐乗 安永4年卯月七日極
金 雲龍目抜  代三百五十貫
雲龍目貫龍文
金雲龍目貫
作祐乗
代三百五十貫    後藤四郎四郎兵
安永4年 卯月七日 光孝 花押

葵美術より一言:
後藤家初代祐乗は日本彫り物の元祖と仰がれ古今独歩の鏨師として称賛されている。将軍足利義政に仕え東山文化の一翼を担い彼の作品も東山御物として数多く取り上げられており、後世に名を残した名工は後藤家の祐乗に範をとっている。
この目貫は雲を起こして雨を呼び天に登るという吉祥文である構図であり後藤家13代の延乗 光孝が安永4年卯月7日に初代祐乗と極め代金子350貫の折り紙を発行しております、丸みを帯びた豊かな肉置きに味わいがある。鏨運びが雄渾でいかにも力強い。鱗に古色があり玉を掴む爪が鋭く手首、足首の五本のなめくり鑽など祐乗と鑑るべき
特色が示されている。裏いきも深く縁の絞り込みが密で腰も内へ十分回り込むくくり出しの手法が際立ち古格がある。 

重要刀装具
葵美術正真鑑定書

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2021/04/04 (日) 13:41

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