AF20553-刀: 無銘 (左吉貞)

説明

刀:白鞘入り(第65回重要刀剣)(本阿弥光孫鑑定書及び小札 )
銘: 無銘 (左吉貞)
本阿弥光孫鑑定書:昭和11年5月3日 代金子100枚

藤代刀工辞典:中古刀:上々作:筑前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は無銘 (左吉貞)としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み

はばき:木鎺
刃長:2尺2寸9分5(69.55センチ)
反り:5分(1.52センチ)
目釘穴:2個
元幅:2.66センチ
先幅:1.97センチ
重ね:0.59センチ
刀身重量:555 グラム
時代:南北朝時代
体配:大擦上無銘無銘で身幅、重ね尋常な反りが深く付き、
表裏に棒樋を掻き通し鋒が
伸びた体配の良い作品で三つ棟となる。
地鉄:小板目肌実に良く摘んで地沸が付き
綺麗な美しい地金となる。
刃紋:沸出来匂口が深く厚く付き互の目乱れに
足、葉が太く冴えて柔らかく明るく帽子は尖って返り
差裏には鋒にかけて金筋が働く。

特徴:この白鞘は大名拵えといって過去にも前田家の鞘の木鎺がついている状態の作品を拝見したことがありますが、
本作はまさにそれに該当し白鞘は最上級の鞘が飴色となり大名家の作品と考えられます。
その事実は大名登録といわれた登録番号が昭和26年3月31日で登録番号は岐00982号と最初期の登録証で
状態もすこぶる良いところから大切に保有され属けてきたと考えます。
左吉貞は大左の子として伝えられ作風は大左とよく似た作品です。
大左一門には吉貞を筆頭として安吉、吉広。弘安、弘吉。国弘、等がおります。最も左に似た刀工が吉貞ということになります。
地金の美しい匂口の深い刀工として知られ格調ある作品を制作します。

葵美術より一言:本作はまず地金の美しい細かく摘んだ最上級の地金であると言えます
刃紋は匂口の深い互の目乱れで足が盛に働く刃縁が柔らか
く明るく冴えて上品な刃紋と言えます
左吉貞の中では最も優れた部類に入り地鉄の美しさと刃文の華
麗さ、帽子の刃紋は見事です。
是非お勧めしたい名品です。この白鞘は大名鞘で木鎺が鞘と
一緒になっておりますので新たに制作する場合は別途鎺代金がかかります。 それだけに大変貴重なのです。

本阿弥光孫鑑定書及び小札
第65回重要刀剣
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2021/04/03 (土) 10:29

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