AS20149-籠槍:下坂作

説明

籠槍: 拵え入り(保存刀剣)
銘: 下坂作
五十一                                 

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は下坂作 としては上作にランクされる作品です。
研磨済み 刃こぼれがある
刃長:15.0センチ
反り:0.0センチ
目釘穴:1個
元幅:2.0センチ
重ね:0.9センチ
時代: 江戸時代初期頃
体配:三角槍で身幅が広く裏には樋を彫り朱を塗る。
地鉄:小板目肌よく練れて地沸がつき肌立ち映りが現れる。
刃紋:沸出来直刃刃紋明るく冴えて
所々匂口柔らかく帽子丸くなる。

特徴:下坂は江戸時代初期に越前で活躍した刀工群で
初代康継などもこの集団で活躍しておりました。
当時は刀工は下坂と名乗り比較的大きな集団であったと言われております。
その後、下坂は地方に散らばり各地で下坂銘を名乗ったと考えられます、 康継などは下坂から抜け出して
徳川家のお抱え工として茎に徳川家の家紋を彫ることを許された著名な刀工として活躍することとなります。
いずれにせよこの槍は下坂で打たれ51と茎に刻まれているところから五十一番目の槍ということになります。
本作はおそらく籠槍として使用されたと考えられます。

拵:
柄は黒石目地鞘に上部に青貝散らしを入れる。  
穂先は石目地に二引きに金色を描く。 銅金、石突きは素銅地。

葵美術より一言:この槍は地金がよく映りが現れ明るく冴えております。拵えは籠槍として制作されたと考えられしっかりとした作品と言えます。この珍しい籠槍を是非お求めください。

籠槍とは:高禄を食む侍や殿様が籠に乗って出かける際に突然の襲撃に備えてあらかじめ籠の中にやりを忍ばせ突然の急襲に立ち向かう様にした。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書
全身押し形

落札価格:¥120,000

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入札履歴

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最高入札者 : macha15

macha15
2021/03/30 (火) 20:20
¥120,000
オークション開始
2021/03/24 (水) 10:41

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