AS17196-刀:無銘(西蓮)

説明

刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘: 無銘(西蓮) 

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は無銘(西蓮) としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着一重
刃長:2尺3寸2分(70.3センチ)
反り:6分(1.82センチ)
目釘穴:3個
元幅:2.8センチ
先幅:1.9 センチ
重ね:0.6センチ
刀身重量: 755グラム
時代:1303嘉元
体配:大擦上無銘で腰反り強く
身幅、重ね尋常な反りが深く鋒が伸びて体配の良い作品
表裏に棒樋を彫る。
地鉄:板目肌よく練れて地沸がつき肌立つ。
刃紋:沸出来直刃に二重刃がかり小足、葉が働き
刃中、砂流、金筋が働く。
帽子:丸みを帯びて掃掛、火炎風となる。

特徴:西蓮は良西の子で実阿の父といわれている(光山押し型)には筑前国博多談義書国吉法師西蓮
文保元年二月という刀が所載されており、これによって国吉と西連は同一人物であることが知られている。
銘文からこの談義所に仕えた刀工と見られる。西蓮の作風は良西、実阿の作風と同様に鍛えが大模様
には肌立つ作品が多く鉄色に黒味があり直刃にほつれや匂口が潤むなど九州物の伝統を示したものが一般的である。

拵:半太刀拵え
鍔:木瓜型鉄鍔に家紋を彫る
縁頭:赤銅地に波の図柄を彫る
鞘:桜の木を模して制作された美しい鞘
目貫:赤銅地に波の図柄を彫る
鐺:そのほか」の小道具は赤銅地に金で紋様を描く
割笄:銀地に花の紋様を彫る

葵美術より一言:この作品は九州物の特徴を保有し板目に流れ柾が流れ刃紋は直刃できに浅く小のたれ
小乱れが混じり刃縁がほつれ二重刃となり小沸が厚く付き常に見る西蓮極めのものと比較して働きが
横溢で刃中の特に金筋の働きが多く重要刀剣と比較して何ら劣るものではありません、
古研磨のため再度研磨をしてみるのも良いでしょう。古い品格のある西蓮と拡張ある華やかな雰囲気の拵えで取り合わせた作品は見事です。700年以上経過した格調ある九州物西蓮を是非お勧めいたします。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

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2021/03/21 (日) 11:15

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