AS20528-寸延び短刀:備州長船康光(初代)

説明

寸延び短刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)

銘:備州長船康光(初代)
応永二十四年八月日 

鞘書:備州長船康光  特別保存刀剣 
生中心在銘也 応永24年紀有之 昭和63歳辰
霜月吉日紀之   本阿弥日州

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は備州長船康光 としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着二重
刃長:30.8センチ
反り:0センチ
目釘穴:3個
元幅:2.61センチ
重ね:0.58センチ
刀身重量: 190グラム
時代:室町時代初期応永24年
体配:身幅、重ねしっかりと表に剣巻龍と独鈷を彫り
裏には二筋樋を彫る。
地鉄:小板目肌に小杢目肌が混じり、よく詰んで映りが現れる。
刃紋:沸出来直刃に小互の目が混じり帽子焼き詰風に丸く返る。

特徴:応永備前は、康光と盛光がその筆頭で愛刀家垂涎の作品です。
康光は、長船重吉の子で右衛門尉康光が盛んに制作していた。
作品は短刀、本作の如く脇差し、平打脇差が多いのも特徴である。
なぜ応永備前にこのような良く練れた最上級の地金が生み出されたのかは謎でありますが、
現在でもこの独特な地金に達した刀工は見かけません。 
一般的に康光は直刃出来が多い。

拵:
鍔:赤銅石目地に柿とナタの図柄を高彫し金で色絵をほどこす
縁頭:赤銅石目地に傘と花を高彫し金で色絵をほどこす
鞘:青貝散らしの鞘に黒い筋を漆塗り
目貫:傘の図柄を高彫し金で色絵をほどこす
鐺:銀で石目地を入れる

葵美術より一言:本作の短刀の銘は鮮明に切れ
鑢目も極めて鮮明で大名家で大切に保存され続けてきた
作品と言えます。表に彫られた剣巻龍龍と
独鈷の見事な彫りは素晴らしく圧倒される彫りです。
鞘書には人間国宝本阿弥日州先生の鞘書付き
大切に保存され続けてきたこの名品を是非お勧め致します。
なお拵えの小柄と笄は無くなっております。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

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2021/03/14 (日) 10:22

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