AS20611-脇差:近江大掾藤原忠広

説明

脇差:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘:近江大掾藤原忠広

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は近江大掾藤原忠広としては上々作にランクされる作品です。
藤代刀工辞典:新刀:上々作:大業物:肥前
研磨済み
はばき:銀一重
刃長:54.5センチ
反り:1.1センチ
目釘穴:1個
元幅:3.28センチ
先幅:2.42センチ
重ね:0.64センチ
刀身重量: 655グラム
時代:江戸時代寛永の頃
体配:身幅が3.28cm、重ね0.64cmとがっしりとした作品で
身幅、頃合いとなり鋒が伸びた豪壮な作品です。
地鉄:小板目肌実に良く摘んで地沸が付き
肥前刀独特の小糠肌となり潤いのある素晴らしい地鉄となります。
刃紋:沸出来直刃、二重刃がかかり物打ちより先、
小足が入り帽子、丸く返る。

特徴:肥前の刀工近江大掾藤原忠廣は初代忠吉の実子で本名を橋本平作郎という。父の没した後の寛永十年(1633)紀からの作刀が見られ、寛永十八年(1641年)に二十九歳の時、近江大掾を受領。受領後の正保、慶安頃が最盛期であったといわれる。終生忠吉銘は襲名せず、忠広と銘した。藩より屋敷と切米二十石を拝領し肥前刀の高揚に務めた。作刀期間は約六十年と長く、長寿であった為作品数は多く作風も多彩である。元禄六年(1693)八十歳にて没した。長寿であった為作品数は多いが、寛文三年(1663)頃からの晩年作には三代の代作も見受けられる。切れ味が良く、大業物に指定されている。地鉄の美しさでは肥前刀随一といわれ、父忠吉に次ぐ名工との評価が高い。

葵美術より一言:本作の近江大掾藤原忠広はまず地金の美しさとそのボリューム感です。 身幅が広く重ね厚く、がっしりとしており肉置きが良く素晴らしい作品となります。 
まず研磨が素晴らしく地金の良さが十二分に引き出され
是非、是非お勧めしたい作品です。 
一見すると古刀の延寿を思わせる作品です。
                 

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

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2021/03/12 (金) 10:27

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