AS21026-刀:肥後守国康

説明

刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:肥後守国康

鞘書: 肥後守国康 生在銘 刃長に尺貳寸八分半有し 寒山誌

刀工辞典:新刀:上作:大業物:摂津
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 肥後守国康 としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み

はばき:金着せ二重
刃長:69.3センチ
反り:1.2センチ
目釘穴:2個
元幅:3.03センチ
先幅:1.9センチ
重ね:0.68センチ
刀身重量:670 グラム

時代:江戸時代寛文の頃
体配:身幅。重ね尋常な反りやや深く付き切先が延びた体配の良い作品です。
地鉄:小板目肌良く練れて地錵が良く付き、やや肌立つ。
刃紋:錵出来刃区より直刃その先丁字乱れに互の目乱れとなり
足良く入り刃中、砂流し、金筋が働く
帽子は錵更に強く掃掛け、火炎風となる
特徴:肥後守国康は江戸時代中期、摂津国(大阪府)で活躍し
肥後守国康は初代河内守国助の三男にあたり、兄弟に中河内、
武蔵守国次、伊勢守国輝などの刀工がいる。作風は中河内同様丁字乱れを得意とし、
兄の得意な拳形丁字が交じるものが多く作風は兄の作品と同様な出来。
切れ味では師匠である2代国助の業物を上回り大業物として評価されるなど出藍の誉れ(しゅつらん)
となるなど評価の高い刀工であります。

拵:
鍔:円形の鉄鍔に葡萄と思われる葉を高彫り透かす。銘:越前住紀内
縁頭:赤銅地に花の図柄を高彫りし、金色絵をほどこす。
鞘:黒褸色鞘
目貫:赤銅地に花の図柄を高彫りし、金色絵をほどこす。

葵美術より一言:肥後守国康は二代中河内守国助の弟で作風はほとんどかわらない。
この事は弟が兄の作品を手伝い制作したと考えられます。
その為肥後守国康の作品は少ない。兄の国助が華やかな評価を受けた中で
やや人気がないのは極めて残念な事であります。
兄の作品と比較しますとむしろ肥後守国康の作品には出来の
ばらつきが無く上出来の作品が多いと気がつきます。
本作は夏の積乱雲を思わせ、特に裏面の物打ち近辺から切先にかけては特に目立ちます。
是非この国康の国助を超える作品を是非お求め下さい。
拵えは越前紀内の在銘鉄鍔の赤銅地魚子仕立てで制作した縁頭と目貫の上品な拵えです。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2021/03/11 (木) 11:30

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