AS20515-脇差:於江戸雲州長信造

説明

脇差:白鞘入り、拵え付き
銘:於江戸雲州長信造
安政四年二月日  
                             
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は雲州長信としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み

はばき:銀一重
刃長:47.6センチ
反り:1.4センチ
目釘穴: 1個
元幅:2.94センチ 
先幅:2.6センチ
重ね:0.7センチ
刀身重量:510グラム

時代:江戸時代末期
体配:身幅、重ね尋常な反りやや深くつき大鋒の肉置の良いがっしりとした作品です。
地鉄:小板目肌よく練れて地沸がつき綺麗な無地風の精良な地金
刃紋:沸出来匂口が深い太直刃調に互の目乱れが入り帽子沸が深く丸く返り焼き下げる

特徴: 雲州高橋長信は文政13年出雲五代冬広(高橋量助)の門人となりのちに養子となる。
天保14年に若狭守冬広17代を継ぐ高橋理平衛と称し
松江藩の刀工となる。藩命により江戸に出て長運歳綱俊の門人となり天保末期には江戸麹町平河町に住む。のち嘉永5年に帰藩した明治12年5月20日64歳で亡くなる。晩年慶應2年五十一歳の時に聾となり茎に聾司藤原長信と切る作品がある。出来は相州伝風の互の目乱れが多く師匠の綱俊を超えた作品が多い。

拵:
鍔:円形の鉄鍔に表には鯛とフグ、裏にはイカと貝を高彫し金色絵を施す
縁頭:鉄地に田園風景を彫り金で色絵をほどこす
鞘:こげ茶色石目地
目貫:花の図柄を高彫し金で色絵をほどこす
鐺:鉄地に蜘蛛の糸で巣を金で色絵をほどこす。

葵美術より一言:本作の高橋長信は一見すると左行秀を思わせる匂口の深い太い直刃できが思い出されますがっしりとした大鋒は迫力があり出来が大変優れております。拵えは地味な作品ですが当時」の侍が使用する作品であったと考えられます名品ですので是非お勧めいたします。

葵美術正真鑑定書  
特別保存刀剣鑑定書
全身押し形

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2021/02/26 (金) 11:30

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