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入札がなかったため、オークションの期限が切れました
オークション開始
2021/02/13 (土) 10:55 |
※ = 自動入札
刀:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘: 越後守包貞(二代)
新刀:上々作:大業物:摂津
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 越後守包貞としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:
刃長:2尺3寸5分(71.2センチ)
反り:3分5厘(1.06センチ)
目釘穴: 1個
元幅3.22センチ
先幅:2.27
重ね:0.74 センチ
刀身重量:775 グラム
時代:江戸時代寛文の頃
体配:身幅が広く重ね厚く反りやや浅く切先が伸びる
地鉄:小板目はだ良く詰んで地錵が良く付き,
奇麗な大阪地金となる。
刃紋:沸出来匂口の深い直刃を刃区から焼き
その先に匂口の深い互の目乱れ、濤乱刃となり
足良く働き帽子丸く返る。
特徴:二代越後守包貞は美濃国の出身とも高知の出身ともいわれ、大阪に上り初代山田太夫包貞の弟子となり、後養子となり二代を襲名する。作風は匂口の深い互の目乱を得意とし、同時期の津田助広、井上真改に肉迫する高い技量を示し名品が多い。中には助広に迫る傑作が見られる。延宝七年(1679)からは越後守包貞銘を初代の実子山田岩松に譲り坂倉言之進照包と改名する。初代よりも切れ味に優れ、大業物に指定されている。棟の庵が高いのが特徴のひとつである。大変興味深いのは包貞銘では殆ど裏銘がないが、照包銘では殆ど裏銘がある点である。貞享元年(1684)迄の年紀作がある。
葵美術より一言: 越後守包貞二代は父親の初代を引き続ぎ親の技量を凌駕して当時高い評価を獲得し多くの愛刀家の評価を獲得する。 当時大阪には助広、真改など著名な刀工が圧倒的に評価され数多くの刀工も私淑して濤乱刃匂口の深い直刃、真改写しの作品を制作したのです。本作は明らかに助広を模して制作した作品で濤乱刃の焼きが見事に形成されております。
特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形
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