AS20574-刀:濃州関住兼知作

説明

刀:白鞘入り(特別保存刀剣)(委託品)

銘: 濃州関住兼知作
天文二十二年八月吉日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 濃州関住兼知としてはに上々作 ランクされる作品です。
研磨済み 上々研磨
はばき:金着二重
刃長: 73.2 センチ
反り: 1.4 センチ
目釘穴: 2 個
元幅: 3.14 センチ
先幅: 2.1 センチ
重ね: 0.7 センチ
刀身重量: 795 グラム
時代:室町時代 天文の頃1553年
体配:身幅、重ねしっかりとして反りが適度につき鋒が延びた体配の良い作品です。
地鉄:板目肌に杢目肌よく混じり地沸がよく付き地景が入り柾目に流れ精良な地金となる。
刃紋:刃区より直刃、その先互の目乱れに尖互の目が混じりその先直刃に二重刃が混じり、変化に富む 帽子掃掛て焼き詰風となり掃掛が強くなる。

特徴:濃州関住兼知は美濃の刀工で天文22年期の裏銘がある。

時代背景:1555年(弘治元年) 川中島の合戦川中島の戦い(かわなかじまのたたかい)は、日本の戦国時代に北信濃の支配権をめぐり
甲斐の国の戦国大名武田信玄と越後国に戦国大名
上杉謙信との間で数次の戦いをいう。 双方が勝利を主張した結果と
なった。

葵美術より一言:美濃(関)では数多くの刀剣が制作されましたが不思議な事に美濃では短刀の制作はかなりあり
ながら刀に制作は短刀に比較して少ないと言われて
おります。 私もよく見ているつもりですが在銘
の刀は案外と見ないものなのです。 さらにあった
としても裏銘のある作品は極めて少ないのが現状です。
本作は天文22年8月吉日と裏銘が切れており銘も丁
寧に切られております。
地金はよく練れていかにも関風の野趣に富んだ地金となり
刃紋は刃区から乱れ込んで直刃出来となります
おそらく当時」備前でも同様な刃紋をよく見かけますのでひ
とつの流行であったと考えられこの様な刃紋は
江戸時代末期にも時折見かけます。 一般的に美濃の鍛は地の
荒れる作品が多いのですが本作は丁寧に制作され出来もよく為に現在特別保存の合格指定おります。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

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2021/02/10 (水) 10:54

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