AS20354-刀:越前守源助広

説明

刀:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘: 越前守源助広
                                   
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は越前守源助広 としては上々作にランクされる作品です。
刀工辞典:新刀:最上作:大業物:摂津
研磨済み
はばき:金着せ二重
刃長:77.1センチ
反り:0.6センチ
目釘穴: 1 個
元幅: 3.14センチ
先幅: 2.07センチ
重ね: 0.77センチ
刀身重量: 856グラム
時代:江戸時代寛文の頃
体配:身幅広め重ね厚く反りの浅い切先が伸びる。
寛永頃の体配をした刀
地鉄:小板目肌実に良く詰んで地錵が良く付き
奇麗な大阪地金となる
刃紋:錵出来直刃、食い違い刃、小足が入り
所々匂口の深い部分があり物打ち近辺から匂口が深く
足が良く働く。帽子。丸く返る。   

特徴:助広は大阪新刀の中で極めて重要な位置にある刀工である。
初二代があるが本作は二代によるものである。初代助広は本国は播磨で、
後に大阪に出て初代河内守国助に師事、一般に「そぼろ助広」と呼ばれる。
切味に優れ最上大業物に指定されている。晩年になって越前守を受領。寛文三年(1663)に没した。
二代は初代の門。寛文元年(1661)に受領し、寛文七年(1667)に
大阪城代青山因幡介宗俊(信州小諸城主)に召し抱えられた。
同年二月の銘から楷書で「津田越前守助広」と銘を切る。
延宝二年(1674)八月から丸津田と呼ばれる草書体の銘に改めた。天和二年(1682)に没した。
本作は刃長もあり姿が良く、精美な地鉄に加えて、
小沸付き刃縁が締りつつもふっくらとした、何とも言えない柔らかみの有る刃紋が際立つ、
助広の作風を最大に引き出す研磨が施されている逸品である。

葵美術より一言:本作二代助広はの作品で珍しく直刃出来の包永当たりの作品を狙って制作しております。 助広は濤乱刃が有名でその作品を新刀鍛冶で編み出したといわれている。その濤乱刃を模して多くの刀工が制作する様になり江戸時代末期を通じて現代でも続く。しかしながら濤乱刃は見事な作品ではありますが飽きさせる傾向があり直刃出来の作品は刃に変化が有り充分楽しめると私は考えます。 本作は地に映り気が現れ大和伝を思わせる変化に富んだ作品といえます。新刀最上作大業物として新刀の頂点に立つ助広を是非お薦め致します。

時代背景: 江戸時代の平和な時代となり日本刀の需要は減り多くの刀剣制作者が血の滲む厳しい
時代を過ごす為により優れた作品を制作する努力がなされた時代。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2021/02/02 (火) 10:25

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