AS20558 刀:大阪住月山貞勝作(花押)

説明

ご注文番号:AS20558

刀:白鞘入り、拵え付き、箱付き(特別保存刀剣)

銘:大阪住月山貞勝作(花押)
大正十年六月吉日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は月山貞勝作としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:銀一重
刃長:2尺1寸9分5厘(66.51センチ)
反り:4分5厘(1.35センチ)
目釘穴:1個
元幅:2.65センチ
先幅:1.85センチ
重ね:0.63センチ
時代:大正10年(1921)
体配:身幅、重ね尋常な反りの深い小太刀を思わせる作品で表裏に棒樋を彫る
地鉄:綾杉肌良く練れて地錵が付き肌目に沿って地景が働く
刃紋:錵出来直刃締まり帽子丸く返る。

特徴:月山貞勝(月山英太郎)は大正期から昭和初期にかけての日本刀匠を代表する名匠。
明治ニ年(1869)生まれ。初代月山貞一の息子。父の名声が高く明治末年から
大正初期、四十代迄の自身銘の作は少ないが、父貞一の没後である大正十年代からは、
多くの作品がその技量を遺憾なく発揮した素晴らしい物である。
宮内省の皇室御用達の刀、伊勢神宮への奉納刀、多くの下賜刀を鍛え、
その作刀態度は厳しく真摯なものであったという。
清浄な場所で清浄な心で刀を鍛えるという信念から、昭和十年(1935)に
鍛練場を吉野山に移した。実子のニ代月山貞一、愛媛の高橋貞次の二人の人間国宝をはじめ、
多くの名工を育てた。作風は逆がかった丁字乱れ、綾杉肌鍛などを得意とし、
相州伝、備前伝、大和伝、等全てこなす伎倆の高さは驚く程である。
特に綾杉肌と言われる月山肌は鎌倉時代からの伝統を受け継ぎ、
現代に至る迄継承されている。また彫物にも非凡な才能を発揮した。
昭和十八年(1943)十二月二十四日、七十四歳で没。
本作は月山家の要となる月山肌の作品で最近は入手が難しい作品です。 

拵:指揮刀 比較的状態の良い作品です。
  
時代背景:
大正10年7月15日イラクのバスラで最高気温が53、8度を観測
大正10年6月7日臨時国語調査会制発布 会長森鴎外 <おもしろいですね>
大正10年9月10日大日本蹴球協会創立(後のサッカー協会)
大正10年11月25日皇太子殿下裕仁親王(後の昭和天皇)が摂政に就任
いずれもウイキペディアより抜粋

特別保存刀剣鑑定書
箱付き
葵美術評価鑑定書:全身押し形

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2021/01/26 (火) 14:07

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