AS20542-刀:無銘(末左)

説明

刀:白鞘入り(特別保存刀剣)(委託品)

銘: 無銘(末左)

鞘書:筑前国末左 大擦上無銘也
幅広大鋒 剛健なる姿態健を呈し地沸を敷き板目
流れ地鉄緩やかな湾に小互の目を交えて盛んに厚く沸付き砂流、湯走の掛かる刃紋を焼き帽子が尖る状を示すなど
個銘は俄かに特定し得ないまでも大左一門の特色が窺える優品なり
探山誌 田野辺先生

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は無銘(末左)としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み上々研磨
はばき:金着二重
刃長: 67.8 センチ
反り: 1.4センチ
目釘穴: 1 個
元幅: 3.8センチ
先幅: 2.66 センチ
重ね: 0.56センチ
刀身重量: 720 グラム
時代:南北朝時代 延文、貞治頃 1356年頃
体配:身幅が広く重ね厚め反りやや深く、
大鋒の豪壮な作品で茎上部の表裏に樋を短めに彫る。
地鉄:板目肌に大板目、杢目肌肌が混じり地沸が付き地景が入る。
鎬地:板目、大板目、杢目肌が混じった肌目がよく見て取れる
刃紋:沸出来、大きくのたれて刃中、激しく葉、砂流、金筋が盛んに働き帽子、乱れ込んで掃掛刃中、砂流、金筋が働く。

特徴:南北朝時代筑前には大左が出現」し相州伝を大成し同時に安吉、行弘。国弘、吉貞、弘行
弘安等多くの弟子が育っていった。その作風は大左に告示して湾れに互の目の詰った作品を
制作し帽子は尖って返る特徴を保有する。
葵美術より一言:本作の末左は南北朝時代に活躍した大左の民人の一人で過去刀剣博物館ではほとんど大左の門人を末左と呼称していたが最近では個銘で鑑定書を出しております。
いずれにせよこの作品は豪壮な姿をしており大鋒の南北朝時代の体配であります。
地金は板目、大板目に杢目が混じり幸いにも樋がない為鎬地の地金がよく見て取れます。
刃紋の激しさは左ならばでの作域であり貫禄十分な作品で茎の錆色も落ち着いており鑑賞する際もご満足されると考えます。 左一類ではトップクラスに位置する作品で是非お勧めしたい見事な
作品といえます。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書
全身押し形


落札価格:¥1,250,000

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最高入札者 : haruko

haruko
2021/01/28 (木) 01:15
¥1,250,000
オークション開始
2021/01/21 (木) 13:14

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