AS20296-短刀:関住兼秀作

説明

短刀:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)(拵え:保存刀装具)

銘: 関住兼秀作
昭和六十二年二月日 

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は関住兼秀 としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み 上々研磨

はばき:金着せ一重
刃長:19.0 センチ
反り:0.0 センチ
目釘穴:1個
元幅:2.32センチ
重ね:0.61 センチ
刀身重量:130 グラム
時代:現代 昭和62年
体配:身幅、重ね頃合いで三つ棟となり
しっかりとした短刀で生刃が残り健全な作品です。
地鉄:小板目肌実に良く詰んで精良な地金となる
刃紋:錵出来互の目乱れに尖り互の目乱れとなり
刃中、長い砂流し、金筋が働く
帽子尖りご頃に焼き下げ、切先は掃掛けとなる。

特徴:関住兼秀は岐阜の刀工で戦時中は
陸軍軍刀技術奨励会会長賞を受賞13代正秀、
渡辺兼永の門人元陸軍受名刀匠で
昭和3年に高知県の川島正秀に入門し
昭和12年に渡辺兼永に入門し、
同年11月に鍛錬塾の塾長となる。
昭和15年に退職し翌年2月に関刀剣株式会社に入社  
大正2年生まれ平成元年に75歳で亡くなる。
戦後は努力賞2回入選13回大日本刀匠会会長賞を受領するなど
かなり高技量の刀匠であります。本名は中田勇。

拵:保存刀装具  素晴らしい一作拵
鍔:素銅地に周りを銀で縄状に刻む
縁頭:鐺:栗形:返角:小柄:銀地に文様を彫る
鞘:青貝散らしに漆で黒い線を入れる
目貫:牡丹の図柄を高彫りし、
金色絵をほどこす(私見では金無垢と考えます)

葵美術より一言:関住兼秀は戦前から有名な刀工として活躍し
戦後も同様に素晴らしい作品を制作する。  
短刀は地金が詰んで美しく美濃独特な刃紋に
相州伝をあわせた見事な出来をしております。
拵えは一作拵えで目貫の牡丹は金色絵としましたが
金無垢とも考えられます。
素晴らしい瑕欠点のない最上級の研磨がほどこされ
拵えも見事な作品で是非お薦めしたい作品です。

保存刀剣
拵え:保存刀装具
葵美術評価鑑定書:全身押し形


落札価格:¥385,000

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入札履歴

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最高入札者 : tgsmith02

tgsmith02
2021/01/17 (日) 06:23
¥385,000
オークション開始
2021/01/17 (日) 10:45

※ = 自動入札