AS20313 刀：葵紋 康継(無保証)

ご注文番号：AS20313

刀：白鞘入り(甲種特別貴重刀剣)(委託品)

銘：葵紋 康継(無保証)
文久二年八月日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は康継(無保証)としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき：金着せと銀の二重はばき
刃長: 72.8 センチ
反り: 1.6 センチ
目釘穴: 1 個
元幅: 3.0センチ
先幅: 2.02センチ
重ね: 0.76 センチ
刀身重量: 835 グラム
時代：江戸時代末期
体配：身幅が広く重ねやや厚く反り適度に付き切先が延びる。
地鉄：小板目肌良く練れて地錵が良く付き奇麗な肌合いとなる。
刃紋：小錵出来、匂出来風の丁字乱れに互の目乱れが交じり
足良く働き刃中、砂流し、金筋が働く。帽子、乱れ込む。

特徴：康継は初代から菊紋を茎に切る事を許されてから
代々葵の紋を茎に切る。本作はその１２代、１１代頃の作品と考えられます。
　　　　　
葵美術より一言：本作の康継は刀剣博物館の審査では甲種特別貴重と鑑定されており、
再度審査に出した結果保留として鑑定がなされました。　
刀匠全集では並作と大変低い評価が出ております。　
私は銘を見る限り駄目とは言えない作品で刀身の地金や刃紋は
可成り評価のある作品であると考えます。　
かっても何本かの保留扱いの作品が特別保存に合格しておりますので、一概に駄目だとは決めつけられない作品です。
そのような訳で御安く販売させて頂きます。
　　　　　　　　　　
甲種特別貴重刀剣
葵美術評価鑑定書：全身押し形