AS19611-刀:無銘(法華)

説明

刀:拵え入り(保存刀剣)

銘:無銘(法華)

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は無銘(法華)としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着一重はばき
刃長:72.8センチ
反り:1.8センチ
目釘穴:2個
元幅:2.84センチ
先幅:1.67センチ
重ね:0.70センチ
時代:南北朝時代 1333年 建武の中興
特徴:重量: 715グラム
体配:反りのある体配の美しい刀、表裏に棒樋を流す。
地鉄:小板目肌良く詰んで微塵の地沸が付き
柔らかな肌合いとなる。
刃紋:錵出来、刃に小互の目を交え
柔らかな刃縁に潤みこころとなり、
いかにも備後法華と思われる刀です。

特徴:法華鍛冶とは備後の一乗派の別称で法華三原ともいう。一乗が法華宗の僧となったからである。一乗の応安元年(1368年)の刀銘に「備後国尾道住日蓮宗師一乗作」と切ったものがある。
反りのある優美な体配は鎌倉末期の面影を残し、茎の磨上の状態も美しくいかにも古刀然として気持ちが良い。

拵:
鍔:竪丸形の鉄つばに透しを入れ真鍮象嵌をほどこす。平安城鍔。
縁:赤銅地に波の図を高彫りし金で色絵をほどこす。
頭:角
鞘:黒呂色鞘に一部革を巻く。
目貫:赤銅地に果実をを高彫りし金で色絵をほどこす。

葵美術より一言:備後法華は法華宗の僧侶の為に制作された刀と
言われる。作風は地金が柔らかく精良で延寿一派を彷彿とさせます。 本作は地に映りが現れ柔らかな地金となります。
製作年代は鎌倉時代末期から南北朝時代に多く製作されました。
多少の小瑕が樋の中にありますがまずまずの作品と言えます。
時代の古い作品を御探しの方に是非御薦め致します
茎の樋が左右かわっており正式な慶長摺上げといって良い作品です。片面を摺上げの部分を残し片面は完全に摺上げる方法です。時々見かけますのででこ様な摺上げ茎 にあった場合はより注意深くお求め下さい。

保存刀剣
葵美術評価鑑定:全身押し形


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2020/12/25 (金) 10:21

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