AS09484-刀:肥前國忠孝作

説明

刀:拵え入り

銘: 肥前國忠孝作
丁丑年三月日(ひのとうし)

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は肥前國忠孝としては普通作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:銀一重
刃長: 72.8 センチ
反り: 2.2 センチ
目釘穴: 1 個
元幅:3.2 センチ
先幅 2.9センチ
重ね: 0.6センチ
刀身重量: 715 グラム
時代:現代1997年平成9年
体配:身幅が広く重ねしっかりとした作品で
生刃を3cmほど残し表裏に棒樋を彫り反りやや深くつき
鋒が伸びた体配の良い作品です。
地鉄:小板目肌練れて地沸が付き
ややギラついた地景が入る。
刃紋:沸出来互の目乱れやや判然とはせず金筋が働く。
帽子、乱れ込む。

特徴:肥前國忠孝は本名井上慶昭と称し、今朝太郎秀次の子で
井上勘三郎国包に学び、堀井俊秀の系統である田口正次に
入門し同18年に小倉陸軍工廠の受命刀匠となる。
明治36年11月2日に生まれる。
本作は相州伝を模したものかややギラついた金筋、地景が働く。

拵:
鍔:大振りの木瓜型鉄鍔に耳を少し立ち上げ
太陽と雲および飛ぶ雁と思われる図柄を彫る。江戸時代末期。
縁頭:鉄地にトンボの図柄を高彫りする。
鞘:朱鞘に紋様を入れた鞘
目貫:赤銅地で松の図柄を高彫し金で色絵をほどこす。
反対の目抜きは素銅で波の図
柄と鳥の図柄を高彫し金で色絵をほどこす。
おそらく一対のデザインであると考えます。

葵美術より一言:長さもあり体配が良く反りやや深くつき私見としては居合刀として是
非お勧めしたい作品です。
左右に棒樋がある為重量も715グラムと適当な
重さで研磨も行われておりますので直ぐにでも使用
が可能です。

現代刀(戦時中から現代にかけて)
葵美術評価鑑定書:全身押し形

落札価格:¥300,000

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入札履歴

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最高入札者 : m1986624

m1986624
2021/01/05 (火) 21:23
¥300,000
オークション開始
2020/12/23 (水) 10:21

※ = 自動入札