AS20478-刀:無銘(伝長義)

説明

刀:白鞘入り(第45回重要刀剣)
銘: 無銘(伝長義)

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普
通作を記載しております
本作の出来は 最上作 としてにランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着一重二重鎺
刃長:2尺3寸1分5厘(70.15 センチ)
反り: 3分5厘 (1.06センチ)
目釘穴: 3個
元幅: 3.15 センチ
先幅: 2.59 センチ
重ね: 0.75 センチ
刀身重量: 910 グラム
時代:南北朝時代
体配:大擦上無銘で身幅が広く重ね厚く
表裏に棒樋を掻き通し反りやや浅く大鋒の帽子となる。
重量は910グラムと誠に健全な作品となる。
地鉄:板目肌に杢目肌が混じり、地沸が良くつき
地景が良く働き乱れ映りが立つ。
刃紋:小互の目乱れに互の目、小丁子、小のたれなどが乱れ
上半の焼きに比して下半はやや焼幅広く
華やかに乱れ匂勝小沸がつき、金筋、砂流が入る。
帽子:乱れ込んで丸く返り先尖ごころとなる。

特徴:長義は相伝備前と呼ばれ南北朝時代の備前鍛冶の中で兼光と並び称された技量を示す刀工である。
その作風には匂勝のものと地刃の沸が強いものと両様があるが殊に後者の作例が多く備前刀の中で備前はなれをした刀工は長義也と古来より称されている。その刃文は兼光以上に出入りと変化の目立つ個性の強いものが多く地鉄も板目に地沸を厚く敷き地景を交えている。

葵美術より一言:この刀は幅広、大鋒の豪壮な姿態を呈し鍛は板目に杢目を交え地景が頻りに入り乱れ映りが現れ
刃紋は小互の目に互の目、小丁子、小のたれなどが混じり帽子は尖りごころに返るなど長義の作域を良く示しております。
地景の良く入った鍛えがよく地刃ともに極めて健全で優れた出来映えを見せている(刀剣図譜より引用)
私見では昨今なかなか出てこない長義の作品です。重量も910
グラムで大鋒の姿態で茎の擦り上げも慶長擦り上げと鑑せられ茎の錆も素晴らしく是非おすすめしたい作品です。

第45回重要刀剣
葵美術評価鑑定書:全身押し形


終了したオークション

入札がなかったため、オークションの期限が切れました

商品カテゴリー:

入札履歴

このオークションは終了しました。

入札がなかったため、オークションの期限が切れました
オークション開始
2020/12/19 (土) 10:45

※ = 自動入札