AS19476 短刀:月山貞勝

説明

ご注文番号:AS19476

短刀:白鞘入り、箱付き(保存刀剣)

銘:皇太子殿下御誕生記念
昭和四年十月吉日 月山貞勝謹作

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は月山貞勝謹としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
ハバキ:金着一重月山はばき。
刃長22.7センチ
反り:なし
目釘穴:1個
元幅:2.23センチ
重ね:0.53センチ
刀身重量:120グラム
時代:昭和4年(1929)
体配:身幅、重ね尋常な三棟となる。
地鉄:大板目肌が練れて渦巻き肌が交り
則重を思わせる激しい鉄が刃入り地錵が付き
変化に富んだ地鉄となる。
刃紋:錵出来のたれに互の目乱れが交り
刃中、砂流、金筋が良く働き帽子小丸に返り先、掃掛となる。

特徴:月山貞勝(月山英太郎)は大正期から昭和初期にかけての日本刀匠を代表する名匠。
明治ニ年(1869)生まれ。初代月山貞一の息子。父の名声が高く明治末年から大正初期、
四十代迄の自身銘の作は少ないが、父貞一の没後である大正十年代からは、
多くの作品がその技量を遺憾なく発揮した素晴らしい物である。
宮内省の皇室御用達の刀、伊勢神宮への奉納刀、多くの下賜刀を鍛え、
その作刀態度は厳しく真摯なものであったという。
清浄な場所で清浄な心で刀を鍛えるという信念から、
昭和十年(1935)に鍛練場を吉野山に移した。
実子のニ代月山貞一、愛媛の高橋貞次の二人の人間国宝をはじめ、多くの名工を育てた。
作風は逆がかった丁字乱れ、綾杉肌鍛などを得意とし、
相州伝、備前伝、大和伝、等全てこなす伎倆の高さは驚く程である。
特に綾杉肌と言われる月山肌は鎌倉時代からの伝統を受け継ぎ
現代に至る迄継承されている。また彫物にも非凡な才能を発揮した。
昭和十八年(1943)十二月二十四日、七十四歳で没。

箱書: 短刀  壱振
一皇子御生誕記念
相州鎌倉正宗伝以秘術七寸五分謹作
昭和四年十月吉日 御刀匠 月山貞勝 
上箱 月山貞勝作  短刀

葵美術より一言:月山貞勝は明治、大正、昭和とかなり多くの作品を製作する。
本作は皇太子殿御生誕記念として
月山貞勝が製作した作品で相州伝正宗を模して製作された作品です。  
特に地金が相州伝であり刃紋も匂口の深いのたれ互の目乱れに砂流、金筋が盛んに働く。 
鑑賞として又お嫁入り短刀として是非御薦め致します。

保存刀剣(2021年2月発行予定)
葵美術鑑定書:全身押し形


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2020/12/13 (日) 09:39

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